2011年7月5日

鉛筆が一本

一夜明けると、チンピラ・松本はあっけなく大臣を辞めた。
品の欠片も感じられないような言動を繰り返しておきながら
国民への謝罪は一切無しという(いつも見慣れた)茶番の辞任劇。
いっそ議員も辞めて頂きたいものだ。

さて・・



























何十年ぶりかに、ナイフで鉛筆を削ってみた。
刃の薄いカッターナイフで削るのはちょっと難儀ではあったが
指先の力の入れ具合の感覚は忘れてないもんだなあと妙に感心。
少々歪な仕上がりになってしまったけれど
現代の子供たち、鉛筆削りなんて出来るのかしら?
刃物の使い方をきちんと学ばねば、痛い思いを経験したりしなければ
日常の便利な道具である筈のそれが、凶器と化してしまうこともある。
この春、小学校に入学した孫にも伝授しておかねばな。

ちなみに、なぜ鉛筆を削ったのかというと・・



























弦の滑りを良くするために、ナットの溝に擦り込んでみたのだ。
チューニングの時、弦とナットの摩擦でピキッ!!と嫌な音を出したり
挙句はピッチが微妙に合わなくなったりする、そんな事への対策の一環。
(鉛筆の成分である黒鉛に滑りをよくする効果があるのよね)
元々はナット・ソースというグリース状の製品を使ったりもしてたんだが、
高価な上に粘度が大きいので溝の隅々まで行き渡らない欠点もあった。
そこで、安価な鉛筆が登場したわけ。
溝の中を芯でカリカリするので、当然黒ずんではしまうけど
凸凹した溝の隅々まで均一に芯の粉が行き渡るんでムラは無くなるようだ。
効果はてきめん!極めてスムーズなチューニングが出来るようになった。
































3、4弦がナットからペグまでの距離が長いので一番テンションが掛かっている。
おまけに斜め方向に引っ張られているから余計に摩擦が生じて
ペグを回す度にピキッ!とか、カキッ!とかの強烈な音を発してしまうんだよね。
あれは精神衛生上まったく良くないし、ピッチも狂いやすい。
GUILDの牛骨製のナットもあまり良い仕上げではなかったので
今まで盛大に異音を放っていた3、4弦と1弦がとてもスムーズに動くようになった。
音の傾向から、コーティング弦をやめて普通のブロンズに替えたところだったので
以前よりもナットの摩擦が増えていたんだろうからね。
ついでにアジャスト・ロッドを再度締め上げてネックを修正、理想に近付いたようだ。

かねてから語り継がれてきた、この鉛筆による裏技。
今まで知らなかったという方は、騙されたと思って是非お試しあれ。
感動もん!!


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