2016年6月30日

一件落着


 六月の晦日となる今日、四方弁の交換を終えた室外機を携え
サービスマン二名が我が家を訪れ、ようやくエアコンの修理が完了しました。
メーカー保証が切れ、販売店の延長保証も無かった製品でありながら
 「無償」と記された作業完了報告書を受け取るのは嬉しい限りです。

室外機の設置に関しても、近頃の業者のような手抜き工事ではなく
きちんと(手間のかかる)真空抜きを施してくれるあたりが
メーカーの看板を背負った者たちの責任感なのかもしれません。
(設置業者の多くは真空抜きなどせずハイパワーで試運転して終わりですからね)
以前にも記しましたが、今回の一件はその対応の良さに感謝するばかりです。

実を言うと、一度だけミスがありました。
室外機の取り外しを依頼した筈の日曜の午前、
いつもなら朝一番にまず電話があって
在宅の確認と訪問予定時刻を知らせてくれるのですが
その朝は何故か連絡がありませんでした。
もしや・・という悪い予感は的中して
お昼頃まで待った後、サービスセンターに問い合わせてみると
暫くして現場の責任者から平身低頭のお詫びの電話が入りました。
当方は極めて平常な物言いで全く怒ってなかったんですけど
返ってこちらが申し訳なく思えるくらいの口調で
どうやらオペレーションのミスで予定を入力してなかったようです。

何時頃に来られますか?と尋ねてみると
更に申し訳なさそうに「早くても4時から5時くらいになってしまうかと・・」
もはや消え入りそうな声です。
けれどこちらも午後は予定があったものですから
駄目もとで「2時くらいまでに来られませんか?」とリクエストしたところ
15分ほど後に「1時半から2時頃までに伺います」と連絡が入りました。
好天に恵まれた日曜ですから、急な人員確保はとても大変だったことでしょうに
これまた頭が下がる思いで、逆にこちらが恐縮してしまいました。

そして今日を迎えたわけですが
前回の過ちは(お互いのためにも)繰り返したくなかったので
昨日はサービスセンターに確認の問い合わせをしておきました。
すぐに前述の責任者から、間違いなく訪問する旨の連絡があり
ほっとひと安心した次第です。

数えてみるとこの十日間に三度、サービスセンターへ電話したわけですが
そのいずれも、すぐにオペレーターに繋がってストレスを感じることも無く
おまけに迅速で丁寧な対応と、一切の費用負担が無かったことに
改めて富士通ゼネラルの(神とも言える)素晴らしい対応に感謝しています。

再び声を大にして申し上げます。
エアコンを買うなら富士通ですよ!!

*

2016年6月22日

究極の神対応



およそ二ヶ月ぶりのBlog更新です。
最近ちっともUPされてないねえと、心配されてた(かも)しれない皆さま
当方は元気に過ごしておりましたのでご安心ください。

さて、六月も後半となり
ここ横浜はムシムシとした梅雨本番の時期を迎えております。
そんな折、エアコンの本格稼動を前にした先週の土曜
朝からフィルターを洗い、
さあ今年も頑張って活躍してくれよー!と、祈りながら電源を入れたのですが
蒸し暑い室内に勢いよく吹き出して来たのは冷風ではなく
なななんと、熱い温風!!だったのでした。

何度かコンセントを抜き挿しして試みてはみたものの
暖房状態から冷房には全く切り替わらず
こりゃ大変!早速メーカーに修理をお願いしなくっちゃ!!
と、猛暑の夏を目前にして慌てふためいた次第なのであります。

しかしながら、我が家のエアコンは2台とも
旧宅で半年ほど使っただけのほぼ新品を
やがて家を取り壊す予定だからと言う大家さんのご好意で
転居の折にありがたく頂戴してきた代物なのでして
販売店の延長保証すら無い(実費請求必至)の身の上だったのでございます。
保証期間が過ぎた家電修理の実費請求ほど恐ろしい金額はありません。
特に最近の製品は操作パネルに基板が埋め込まれたりしていて
たかが基板・・と、侮れないほど高額な部品代となることも多々あるのです。

いったい原因は何なのだろう?
そして修理に伴う費用は如何ほどくらい?
メーカーのサポートセンターへ電話する前に、ネットであれこれ調べてみると・・
ありました。
冷房と暖房を切り替えるための部品「四方弁」のトラブル。
エアコン室外機に於ける心臓部的なパーツであり
その修理には溶接を伴うため、高額な費用が請求されることがあるそうです。
2013年モデルとはいえ、メーカー保証の切れた製品。
これは恐怖に感じて当たり前じゃないですか。
ぶるぶる。。

月曜の午前、意を決して富士通ゼネラルのサポートセンターへ電話しました。
どうせ混んでてすぐには繋がらないだろうからと
コーヒーを飲みながら持久戦の構えでいたのですが
コールした途端にオペレーターが出てまずびっくり!す、すげえ~!!

驚きながらも、型番とシリアルナンバーを伝え、ひと通り症状を説明すると
「それではお伺いして修理見積りをさせて頂きますが、
販売店様の延長保証はございますか?」・・あわわ、一番の困り事。
それは無い旨を伝え、仮に修理を行わなかったとしても
出張料だけは五千円ほど掛かってしまうことを、やむなく承諾したのでした。

はあああ。。(溜め息)
諭吉が2、3枚飛んでしまうようならば、この際買い換えるしかなかろうのぉ。
そう腹を括ってはみたものの、買い替えとなると諭吉が6、7枚飛んでしまう。
先月に車を購入した直後でもあり、さてその財源は!?
小市民は不安を抱えたまま、悶々とした二日間が過ぎて行ったのです。



そして今日、若くて腰の低い好青年のサービスマンがやって来ました。
本体のリセット、基板の状態などをチェックした後に再度電源を入れると
あららら?冷たい風が吹き出して来るじゃありませんか!
彼もまた首を傾げながら中と外を何度か往復して
「エラーコードも出てませんし、原因はわからないんですけど
冷風が出て安定してるようなので、数日間様子を見て頂けませんか?」

狐に摘まれたような思いの僕に、申し訳なさそうに彼はそう語りかけ
そして次の言葉に仰天したのです。

「不良箇所が特定できなかったので、
保証は切れてますけど今回は無償でやらせて頂きます」

え?ええーっっ!!いいんですかあ!?
1時間ほどの悪戦苦闘、出張料の請求は当然なのですが
今のご時世、これは神対応と言えるのではないでしょうか。
ありがたやありがたやと、お礼を言わせて頂きました。
もちろんエアコンからは(快調に)冷風が吹き出ています。

けれど不安が・・
暖房と冷房は正常に切り替わるのか?

作業を終えて片付け始めている彼に
「あの~不安なので一度暖房にしてから冷房運転してみてもらえませんか?」
今度はこちらが申し訳なさそうにそう言うと、彼は快諾してくれました。
冷房→暖房→再び冷房、この運転には結構な時間が掛かるというのに
この時点で本日二度目の神対応です。

温風、出ましたあ。暑い!
さてさて肝心の冷房は・・
ぬ、ぬるい風!!何度試しても冷房にはならず
これぞ修理を依頼することになった現象なのでありました。

再び基板の電流と信号チェック、室外機の分解と
彼はまた忙しそうに出たり入ったりを繰り返したのです。
作業は遂に3時間を越えてしまいました。
そしてファイナルアンサー
「信号は来てるんですが、四方弁が切り替わらないようです」

ぎょぎょっ!!予期していたとはいっても恐怖の回答。
現象が出てほっとした気持ち以上に不安が圧し掛かります。
(四方弁交換て、いくら掛かるの!?心穏やかではありません)
すると彼は淡々と説明を始めました。

「四方弁の交換は溶接作業なので現場では出来ません。
いったん室外機を持ち帰り、修理してから設置に伺いますが
四方弁はメーカー保証が5年間なので無償で行います。」

え?再設置に伴う費用もですか??
「はい、全て無償です」
淡々と、淡々と、物静かに彼は言うのでした。

えーーーっっっ!?
ほんとにほんとに、それでいいんですかあーーーっ!?(焦・焦)

つまり、今回は一銭も掛からず!なのであって
これは究極の神対応、本日三度目の歴史に残りそうな大事件です。
諭吉数枚の負担を覚悟していた僕にとって
これほどまでに驚かされると、もはや目が泳いでしまってました。
トータル3時間半の長丁場、それでも彼は嫌な顔ひとつ見せぬまま
相変わらず淡々とした面持ちで去って行きました。
今日は荷台がいっぱいなので室外機を積めないため
後日改めて取り外しと引き取りに来なければならないことを
これまた申し訳なさそうに謝りながら、彼は去って行ったのです。
す、すばらしいぞ!富士通ゼネラルのサービスマン!!

こちらの都合で、次の日曜の午前に来てもらうことにしました。
そして修理を終えた数日後に、再び設置に来るわけですが
今日を含めた全ての工程が無償だなんて、
これほどの神対応がこの世にあるのでしょうか。
どんよりとした厚い雲が空を覆った憂鬱な風景の休日、
僕は幸福感でいっぱいになりながら幸せな気分に満ち溢れておりました。

皆さん!エアコンを買うなら富士通ゼネラルにしましょうね!!



画像はですね、
エアコン故障で家中の窓とドアを開放した結果
自由にどこでも行き来できるようになって満足気に二階で寛ぐ猫、でした。

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