2022年1月27日

巣箱竣工!

 

八七式巣箱、めでたく竣工しました。
ただね、画像をよーく見て頂くとわかりますが
右のユニットが1mmほど左へ傾き
左のユニットは真っ直ぐになっているものの
全体に1mmほど右へ寄ってしまいました。
屋敷の顔とも言える一番大切な部分が
質の悪い施工によって残念な結果となったのは
いい加減さが際立つO型人間特有のものでありましょう。

はい、それは私です。
何度も計測しながら慎重にやったつもりでも
最後に木ビスを締めて行く段階で微妙にズレて
このような結末となったわけです。
ああ・・残念。

思うにそれは、見えない部分に気を遣いすぎ
難題が解決すると集中力を欠いてしまい
肝心の表側の施工時に気を許してしまったのでしょう。

例えばこの背面のエアー漏れ対策もそのひとつ。
ケーブルを通した穴に生じた隙間を埋めるため
防振ゴムを貼りましたが僅かに隙間が残ってしまい
その箇所が直角に曲げたケーブルの上部だったので
そこを徹底的に押さえ込むようにしながら
同じ材質の防振ゴムを重ね貼りしてようやく解決。
背面を光に当てながらバッフル開口部から覗き込み
光が漏れなくなるまで何度も繰り返しましたから
かなりの労力を費やしてしまったわけです。

スピーカー端子としては厳つい姿ではありますが
ターミナルブロックを代用したので
背面の開口は4mmの穴が二つで済みました。
が、ここまで徹底した裏の対策をしておきながら
事もあろうに表側でしくじるなんて・・
嗚呼、情けなや。

似たようなことをギターの改造や調整の時にも
最後の最後にやらかしてしまうことが多々ありまして
どうやら私は集中力を持続できないようですし
終わりが見えてくると先を急ぐ習性があるみたいです。
結果、わずか1mmの誤差に泣き
落胆しながらも照れ笑いを浮かべるのです。


けれど一夜開ければ全て忘れてしまいます。
いい感じにセッティングされた姿を見ると
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら
アンプのボリュームを上げて待望の音出し。
わーお!いい音だあ!!
12mm厚合板の巣箱はとても締まった音です。
細かなことは日を改めてレポしますが
MDF材とは全く異なる音になりました。
やはり木はいい!






2022年1月25日

八七式巣箱、施工開始しました

 

八七式、こう書くとミリタリーマニアさんが
旧陸軍の八七式軽爆撃機を連想するかもね。

けれどこちらは巣箱の名前。
Fostex FE87が住むことになるこの家を
本日から施工を開始したわけでして
このように入り組んだ内装が特徴なのです。

独り住まいの家ですが
プライベートな暮らしを重視した上に
セキュリティも万全な佇まいとなっています。
国内産の杉材を使った白木(風)がいいですね。


ただ残念なことに
表玄関にあたる丸い穴の施工が悪く
カットされた断面がギザギザだったので
1.5mm厚の戸当たりテープを貼りました。
こんなに薄い隙間テープがあるとはつゆ知らず
アマゾンで見つけた時に感動して仕入れておいたんですが
本来は開口75mmで作られたユニット穴を
数ミリ狭めてFE87に合わせるのが目的でした。
それが今回に関しては一石二鳥だったわけで
雑な施工部分を隠し、開口部の隙間も埋めるという
結果的には重宝する部材となりました。
ユニットを仮に合わせてみましたけど
見事にジャストフィットしてくれました。

難儀したのはファストン端子の圧着。
110サイズには太すぎるケーブルを
無理やりかしめたせいもありますけど
なんたって私の目には小さすぎてトホホです。
今までは端子付きの出来合いの製品を使っていたのに
何を血迷ったのか今回は圧着用の電工ペンチと
3サイズ計60個も入ったファストン端子を購入して
やる気満々で挑んでしまったのです。
(密かにこれを、向こう見ず大作戦と称します)

恥ずかしながら告白します。
左右で4個の圧着を終えるまでに
その倍くらいの数をダメにしてしまいました(涙)

さて、気を取り直して施工現場へ。
ターミナルの端子穴が開いてないので
今回は4mmほどの穴を開けて
ケーブルを裸で取り出すようにしました。
これをアンプ直結にするか迷ったんですが
なあんか素人ぽくってやだなあと思い
子亀に使ったターミナルブロックを外し
背面に取り付けることになりました。
(あとでちゃんと返しますからね)


空気室後方に穴を開けてしまったので
ケーブルの隙間からのエアー漏れは
何としても防がなければなりません。
防振ゴムを半分に切ってから貼り合わせ
これで完璧!・・と思いきや
ケーブル用の切れ込みを入れた部分に
ごくごく僅かな隙間あり!(泣)
こ、これは埋めなきゃなりません。
パテか何か、材料を検討中です。


隙間対策は後日ということで
とりあえずターミナルブロック取り付け。
往年のスピーカーの背面の如く
ネジ止めの端子はゴッツイですね。
でもね、やわなプッシュ式の端子よりも
こっちの方が断然いいと思いますよ。
確実にガッチリと結線できますからね。
よほど頻繁に外したりしない限りは
こちらの方法をお勧めします。


かくして八七式巣箱、裏口の完成でーす!
星いくつ戴けますでしょうか!
(マチャアキの古い料理番組か?)笑

控えめに言うなら自己採点は星ふたつですね。
空気室後方、最初のホーン折り返し地点での隙間、
これは大きな減点となりますから。

と、今宵はここまで。
明日以降は表玄関の施工を仕上げなきゃ。
棟梁、張り切ってますけど
今日一日の作業だけで
腰も肩も腕も、パンパンに張ってます。



2022年1月24日

合板製の巣箱がやって来た!

 


















Fostex FE87のために新調した巣箱、
本日到着しました!
今回は板材の強度を考慮してMDF材を避け、
12mm厚の国産杉構造用合板製にしました。
サイズは現在の親亀さんとほぼ同じ、
板厚が増した分だけワイドが広がってます。
巣篭もり中だし自分で作ろうかとも思いましたが
MDF材のキット製品と変わらぬ安さだったのと
バックロードホーンは組み立てが大変なこともあり
潔く個人制作の完成品を購入したのです。
加工と仕上げには雑なところも見受けられますが
(バッフル開口部なんて断面ギザギザ)笑
箱の作りと仕上げが大変綺麗なので許しましょう。
安かったし文句は言えません、はい。

幸か不幸か、背面のターミナル穴さえ開いてないのは
エアー漏れ対策に好都合だと思うことにして
3mmの穴を二つ開けてケーブルだけ通そうかと。
(明日以降は肩が凝りそうだあ)














合板とはいえ、案外と綺麗な目が出てるんで
これなら塗装しなくてもいいんじゃないかしら?
だとしたなら、作業工程かなり楽ちんです。

軽いMDFから重厚な合板に変わっただけでも
なんか嬉しいし懐かしさを感じるのは
私が古い人間だからなのでしょうが
果たしてその効果は如何に!
またしてもワクワクしております。

けど・・
合板特有の接着剤の軽い刺激臭で
喉がイガイガすることだけはちょっと辛い。
これも我慢、かな。


2022年1月19日

だって、我慢できなかったんですもの












ああ・・何事にもせっかちな私ゆえ
いくら我慢しても、待ちきれなかったんです。
禁断の扉を・・開けてしまいました。

MDF材のミニ・バックロードホーンですから
ネジ穴が緩くなってしまうので
何度もユニット交換を出来ないことはわかってたので
新しい巣箱が手に入るまではじっと我慢していよう
そう決心していたというのに・・

夕刻になった頃、巣箱からM800を外し
強引にFE87に交換してしまったのです。
つまり、一緒に子亀も外してしまったということで
おお神よ、私の罪をお許しください。
だって、我慢できなかったんですもの。

新しい巣箱を探す手掛かりとして
音の傾向を知りたかっただけなんです。
なので、細かな調整は特にしてない仮留めです。
だから、許してちょーだい!

結果は、予想していた通りの
軽く明るく、張り出しの良い音でした。
M800とは真逆の、中高域寄りで華やかな音です。
当然、ツイーターを追加する必要もありません。
巣箱とのマッチングさえうまく行けば
これはかなり面白いことになりそうです。

今夜は頭の中の整理がついてないので
取り急ぎ、懺悔とご報告まで。



2022年1月18日

三日間のご無沙汰でした(玉置宏の口調で)



とあるフリマサイトにて
日曜の午後、ポチッてしまった。
良かったんだか悪かったんだか解らぬうちに
翌日の月曜、午前中には届いてしまった。
未使用・元箱入り
FOSTEX FE87、3本セット。
なぜ3本なのか、余った1本はどうするのか、
考えるいとまもなくポチッてしまった。





動機は単純、安かったから。
近頃お気に入りの8Cmユニットだったから。
同じFOSTEXでもM800とは全く異なる音作りの
元祖FEシリーズを試してみたかったから。
わずか82.5dBと能率の低いM800と比べ
90dB近い高能率のFEシリーズに変えることで
いったいどんな変化が生じるのか知りたかったから。

あらら、理由を並べてみたら
出るわ出るわの盛り沢山じゃないですか。
おそらく日曜の私、
瞬時にしてこれら全てが頭を駆け巡ったのでしょう。

と、己の正当性を自らに訴えかけて
気持ちの整理がつきました。
後悔はしてません、はい。
(これが自己暗示というやつ)笑



たぶん、たぶんですがM800と比較すると
パーン!と軽い音になる筈。
高域も派手に出しゃばって来るでしょうから
再度たぶん、たぶんですが
子亀が必要なくなる・・かも。
げげっ!親子の危機です。





そこで私は考えた。
今ある親子はそのままにしておいて
FE87は新たな巣箱に入って頂こうと。

同じサイズ感で板厚とホーンの折り返し増量の
そんな箱を求めてWEBで監視しているのです。
余った1本をどうするのか
そこまでの考えには至っておりません。



2022年1月15日

3年後の・・これは夢か幻か













本日、結婚47年目となりました。
よもやよもやの長きに渡り
1975年からずっと一緒に暮らしているわけで
公には出来ないことも数々ありながら
よくもまあ今日まで続いているものです。
(画像は1975年頃、前列は母親と姉)














Blogにも度々登場しているこの写真、
発足直前のキャニオンレコードが
アーティストを探しているので行ってみようと
音楽評論家の大森廉雄さんに声を掛けられ
1972年頃のニッポン放送スタジオへと出向き
デモテープを収録した時の一枚です。
この時プロデューサーは女性を探していたらしく
私はボツ、デビューしたのは中島みゆきでした。

そんな当時の私を金銭面とマネージメントで
ずっと応援してくれてたのが右に居る女性。
そ、現在のカミさんなのでした。
















それから色々すったもんだの挙句
子供三人をなんとか世に放り出し
あっという間に30年が過ぎた頃、
TVのジュエリーCMを観ていたカミさんが
「結婚30年かあ、真珠の指輪いいなあ・・」
みたいな独り言を吐いたのを耳にして
これはいかん、なんとかしなくてはいかん。

真珠を買う金など無いのですから
どうすれば喜んでもらえるかと思い悩んだ末、
30周年の記念日に私の復活ライブを催したのでした。
(結婚後は歌の世界から遠ざかっていたのでね)
旧い友人も駆けつけて、作戦通り大喜びしてました。

そして今日は47年目。
つまり3年後は50周年となるのです。
き、金かあ!次はあー!!
大変です。

こうなったら、やるしかないですね。
50周年記念ライブ!
その時72歳になってる私が
五体満足でピンピンしてれば、の話ですが。

その折りは、招待状出しまくりますんで
皆さまこぞってお集まりください(笑)



2022年1月13日

親亀の上に子亀を乗せる、新春工作大作戦!(完)

 


親亀に子亀を乗せる作戦、完成から三日が過ぎました。エージングが進んだせいか、当初よりもしっかりと鳴っている印象ですし、M800とのマッチングも申し分ありません。PT20が絶妙のバランスで絡んでくる音は、単純に帯域を広げただけではなく、ややブーミー気味だった低域をも明確なものに変えてくれました。これがいわゆるスーパーツイーターを加えたことの相乗効果というやつで、フルレンジユニットの場合は高域のみならず全帯域に於いて粒立ちが良くなるのです。不思議に感じるかもしれませんが、PCに内蔵されてるスピーカーからの音は、高域が目立っていてもちゃんとベース音まで聴こえて来るでしょ?M800にあの高音域が加わることで低域の輪郭を明確にしてくれるんですよ。


今回は親子のユニットが同じFOSTEX製であり、ソフトドームという素材も相まって音の繋がりがとても自然でいいんです。出しゃばらず引っ込まず、ほどよい塩梅で耳に届きます。全体の音像は少しだけ高い位置になりましたけど、そのぶん定位感が増した感じです。そして前にも書きましたが、打楽器系の質感やピアノの右手のアタック感、ストリングスの厚みや艶やかさがPT20を追加したことで格段に向上しました。助っ人の参入によってM800に余裕が生まれたんでしょうね、きっと。以前ならいっぱいいっぱいだった曲も難なく鳴らし切ってくれます。これは想定していた以上の好結果ですね。子亀くん、ありがとう!


私の場合、24インチのPCモニターを間に置いてニアフィールドで聴いてますから、壁の反射音がモニターで遮られてるんだと思います。背面のモコモコ音は前に出て来ないので、より音の粒が立ってるんじゃないかなと。非力な小口径のユニットなので、モニター全体がバッフル効果となって良い結果を生み出してくれてるのでしょう。大きめのユニットで部屋全体に音を浸すのもいいですが、これはこれで楽しめます。


この箱庭的なリスニングポイント、今はとても気に入ってます。アンプのボリューム位置が9時くらいであっても、前に座っていると結構な音圧で聴こえますが、席を立って少し離れてみると驚くほどに小音量です(当たり前だ、笑)おかげで深夜でも隣室のカミさんを気にすることなく音楽に浸ることができるわけでして、親亀の上に子亀を乗せる大作戦は成功裏に終わったのでありました。私が組み上げたM800ミニ・バックロードホーンとPT20の音は(おそらく)日本一、いや世界一ではないかと自負しております。いやあ、いい音だわね!


親亀の上に子亀を乗せる、新春工作大作戦!(完)



2022年1月11日

親亀の上に子亀を乗せる、新春工作大作戦!(其の参)

 


さて、満を持してユニット装着の儀です。待ちに待ったこの日がやって来ました。まずは背面端子類の配線をどうするか、見えない場所ですが手を抜きたくない部分です(これが拘りという面倒だけど一番楽しいところ)
今回はスピーカー端子を使わずに3Pのターミナルブロックのみで行こうかとも思ったのですが、ファストン端子が付いたリード線を切ってしまうのも勿体無い気がして両方とも使用することにしました。はい、ケチ臭い性分ですから。
そうなると、わずか10Cm四方の狭い板面に、どのようにレイアウトするかにかかってくるのですが・・



試行錯誤の結果、ちょっと厳つい気もしましたがこのような配置に。一番拘った点はフィルムコンデンサーの取付位置と、左右対称になるべくターミナルブロックとスピーカー端子を結ぶ配線の形状。アンプからの出力をターミナルブロックで親亀と子亀にパラッてあげるのが無理のない方法だという結論に至りまして・・




はい、こうなりました。コンデンサーの位置と電流の経路、左右対称となる配線の妙、どれをとっても美しい仕上がりだと思いませんこと?ブロックの右側2箇所にアンプからの+ー出力と親亀に行くケーブルを繋ぐ作戦ですが、これは親亀のターミナルもプッシュ式なので、16芯のケーブルが2本も入らないことが理由です。ビスでがっちり固定できるブロックターミナルは強い味方となりました。買っといてよかったあ。





肝心のユニットPT20ですが、付属のガスケットの貼り込みには少々苦労しました。サイズが微妙に大きいので、はみ出さないように微調整しながら最終的には余った一部を切って何とか上手く出来上がりました。ローコストモデルなのでユニット前面のフレームがプラ製ですから、これを貼らずに取り付けるのはちょっと心許ない。頑張らずにはいられませんよね。



かくしてソフトドームツイーターのドーム君は無事に巣箱に収まりまして、終の住処と覚悟を決めた姿に胸が熱くなりました。ほんとよ。
ゴツいターミナルブロックやコンデンサーは巣箱の中に収めちゃえばいいじゃないか。そんなご意見もあるかもしれませんが、先々のコンデンサーの交換や配線の変更とかを考えると、裏で剥き出しになってる方が便利なのです。



親子の絆を結んだ感動的な後ろ姿です。アンプからの出力を親と子にパラっているのがわかると思います。ちなみにコンデンサーはタイツウの1.0μF250V、M800がフルレンジなので20KHz以下をカットすることにしました。
ただこうして見ると、手抜きで未塗装の親亀の背中が不憫に思えます。子亀の方は背面の姿をご披露したかったので塗っておいたんですが・・母ちゃんごめん。でもね、母親は化粧なんかにゃ目もくれず、ひたすら働く凛々しい姿も美しいものなんだよ。・・すいません、言い訳でした。
と、ここまで来たなら音を聴かずにいられなくなるもんですよね。深夜なので抑えめに・・ちっ、音圧上げないとよくわからねえや(笑)


一夜明け、こちらが斜め前方から見た親子像。親亀からは一歩下がった位置につけてます。データシートでは子亀ユニットの能率がほんの僅か親亀を上回ってるんで、少し尖った音に変貌するのかもと心配してましたけど、ソフトドームだけにかなり控えめな音調です。耳を近付けなければ鳴ってるように感じない、けれどしっかりと帯域を広げてくれてます。シンバルやハイハット、スネア類が以前より明確になってますが決してキツい鳴り方ではありません。ストリングスやホーンも艶が乗ってますし、定位感も増したような気がします。ソフトドームにして正解でしたね、スーパーツイーターとしての役目は立派に果たしてるようです。さあ、エージングを兼ねてこれからあれこれ聴いてみるぞ!



2022年1月9日

親亀の上に子亀を乗せる、新春工作大作戦!(其の弐)

 


















巣箱ではありません。
ツイーターを仕込むためにこしらえた
れっきとしたエンクロージャーなのです。

一晩置いてボンドが完全に乾いたので
ライトオークの水性ニスを二度塗りすると
親亀と全く同じ色合いになりました。
(同じ素材だから当たり前)

MDF材の水捌けの良さは相変わらずで
塗ってるそばから染み込んで行きます。
おかげで今回も筆跡が目立たずに済み
雑な塗装であっても「それなり」の
仕上がり具合になったようです。

ただし、同じMDF材でも
生産国や工場によって微妙に異なるので
今回のキットは木口の色が濃く出ています。
親亀の方はそんなことがなかったので
そこのところだけ残念でした。
(親亀の材は国内生産品なのかもね)

さあ、いよいよ次はユニット装着ですが
この子亀の肝は背面のレイアウトにあるのです。
フィルムコンデンサーをどの位置に付けるか、
配線はどうすれば機能的で美しくなるのか、
そればかり考えています。

これがまた楽しいのです。


2022年1月8日

親亀の上に子亀を乗せる、新春工作大作戦!(其の壱)

 










昨年から延び延びになっていたミッション其の二。
ユニットを元のM800に換装したことで
やや高域不足が生じたミニ・バックロードホーンに
スーパーツイーター的なユニットを外付けする件、
シンライン輸送大作戦も終わり本日から作業開始。

構想の当初はバッフル板1枚だけの
オープンバックでもいいやくらいに考えてたけど
デスクトップの眼前に鎮座してるのだから
無骨な剥き出しの配線も如何なものかと思い直し
専用のエンクロージャーに収めることに。

けれど板のカットや穴開け加工は面倒だし大変だ。
なんか楽できるいいもんないかなあと思案してると
都合よくフリマサイトでキットが見つかった。
しかも穴開け加工のサービス付きでペア¥480!
素材は6mm厚のMDFなれどツイーターなら十分すぎる。
喜び勇んで購入したのは12月の中旬頃、
そう、あの忌まわしいイタイイタイ事件の勃発前だ。
それがようやく組み立てられるというのは
何やら感慨深いものがあるね(苦笑)
















出来上がりサイズは約100mm角のキューブ状なので
小さくて軽いから組み立ても簡単で楽チン。
おまけにカットも開口も実に丁寧でサイズも正確、
これはいい買い物だったなあ。リピート購入しそう。
開口はPT-20に合わせて60mmにしてもらった。

このキットに目が留まったのは、
ミニ・バックロードホーンの横幅とほぼ同じ
100mmサイズだったということもある。
これなら上に乗せても親亀と子亀の関係性が自然だ。
実はなかなか無いのよ、この絶妙なサイズの製品。
他のは数ミリ微妙に大きかったりするんで
乗せると頭でっかちになるから加工しなきゃならず
面倒な作業がいっぱい増えちゃう。
何事もやっつけ仕事の私には絶対無理!なのです。
















かくして、ちょちょいのちょいとばかりに
相変わらずの雑な作業で乗り切りましたとも。
(雑とはいっても要所は押さえてありますよ)
毎度お馴染みセリアで仕入れた養生テープで固定して
ボンドが完全に乾くのを明日まで待つのであーる。

そして明日は親亀と同じカラーの水性ニスで塗装、
その翌日か翌々日にユニットや端子類を装着予定。
コンデンサーは音を聴いてから交換できるよう
箱の裏側に外付けしたりとか
端子類の配置にも悩みながらイメージ中。
これが一番楽しいひと時なのであるのであーる。

只今のBGMはサッチモなり。


2022年1月7日

2022年の七日め


 











DACとアンプを繋いでいたソニーのLC-OFCケーブルが
年末頃から時折接触不良を起こすようになってしまった。
たぶん断線気味なので機材箱に入れてあったのを
はてな?こんなケーブルをなぜ仕舞い込んであったんだろ?
と不思議に思いながらも使用してしまったからなんだと思う。

年内はあれこれあってバタバタしてたので
年が明けてからアマゾンベーシックの1.2mを注文した。
1mではちょっと足りない、けれど1.5mじゃ長すぎる、
そんな私の環境に1.2mという長さが絶妙だったからで
太めのOFC線だし、端子もしっかりしてそうなので
安さもあって迷わずこれを今日の午前指定で注文した。
(運良くタイムセール中で更に200円ほど安く購入)
ところが、まさかの昨日の積雪!(大雪?)
早朝は至る所が路面凍結状態で走る車もほとんど無し。
うわぁアマゾンの配達員さん、ごめんなさあい!

12時をほんの少し回った頃に
申し訳なさそうに届けてくれたので
丁重にお礼を言って有り難く受け取らせて頂く。
「669円の品物1個、時間指定で注文してごめんね」
心の中はお詫びと気まずさでいっぱいだった。

お昼を済ませてから開封、早速ケーブル交換の儀。
太いケーブル被膜は案外と柔らかくて好印象、
硬めの素材だと冬場は引き回しが大変だからね。
RCA端子もキツすぎずユルすぎず適度な噛み具合で
お〜これはいいんでないかあい♪

さて音出し。
ん?聴き慣れたアルバムの音量が
以前のLC-OFCに比べるとちょいと少ない。
聴感では低域量が増して締まった音だけど
中高域が引っ込み気味というかソフトな張り出し。
ほんのわずかな違いだし、
ニアモニターのバックロードホーンだから
まあいっか!合格!

念のため商品レビューを見てみると・・
わあ、皆さん同じようなことツッ込んでますなあ。
中には「失望した二度と買わない!」お怒りの方まで。
かなりボロクソに辛辣な書き込みもある。
でもねえ、そこのあなた。
誇大広告だったわけでもなく、たかが7〜800円の品物よ。
そんなに目鯨たてなくたっていいじゃない。

やだなあ、こういう小っさい人間。
きっと何にでも難癖つけるような人格なんだろなあ。
バカと言われてもいい、私は大らかな人間でありたい。
改めてそう思った、2022年の七日め。


2022年1月6日

良きかな!良きかな!!

 












北海道で生まれ育った私が言うのもなんですが

久々の大雪、でした。
わずか5Cmほどの積雪であっても
首都圏はパニックとなってしまうのです。

外の色合いが様変わりして驚く家猫には
野良ちゃんの過酷な生活を諭してあげましたけど
たぶん理解できてないことでしょう。

朝の10時頃、整形外科へ向かう途中から
予報通りの時間に雪が舞って参りまして
現代の気象予報の正確さに改めて驚かされました。
ここ数年の進歩には目を見張るものがあるなあ・・
などと感心してる間にボタボタと大粒の雪が降り始め
帰宅してからの定点観測では
1時間に1Cmずつくらいの割合で積もって行った模様です。
今は上がってますから、朝の8時くらいには
みんな溶けて無くなっているでしょうけどね。

首都圏の雪ってのは、毎回結構な騒動となります。
北国に住む方々が見たら滑稽でしょうね。
とは言いながら、この町に降る雪は珍しいので
昼間の私は、ほぼ窓の外ばかりを見てました。
なんか、ワクワクしながら。

あ、結局三度目のブロック注射は打ちませんでした。
先生に伺うと、痛みが無いなら必要ないので
薬が無くなる頃まで様子を見ましょう。
とのことにて、ひとまず一件落着。ホッ。。



















昨日発送したシンラインは無事に大阪の某宅に到着。
8年ほど前、同じ方にお譲りしたエピフォンカジノと
2本並べた画像が送られて来まして
なんか、リビングで寛ぐシンラインの姿を見てると
嫉妬みたいなものがムラッと致しました。
だって、あまりにも家に馴染んでるんですもの(笑)

友人も大変満足してる様子だし、
何はともあれミッションが全て完了したわけですから
ここはやはり

良きかな!良きかな!!でありましょうな。



2022年1月5日

南へ下る道路には避難民が溢れ僕は10tトラックで


 











実は旧年来のミッションがあった。
椎間板ヘルニア事件さえ起きなければ
昨年のうちに余裕で全て完了する筈だったのに
あろうことか年を跨いでしまう結果になるとはね。

困ったなあ・・と思いつつ
なんとか年末ギリギリで痛みも治まってくれたので
大慌てで資材を発注して準備だけは整えておいた。
ところが箱に収めた姿をイメージすると
要所でクッションが必要なことに気付いて
それを百均で買い足したりしながら
大晦日までには追加の準備を終えることができた。
ふぅ、これでひと安心。

でもねえ、
元日はまったりのんびり何もしたくないし
二日は箱根駅伝往路を観戦してたら日が暮れて
三日は長男が孫を連れてやって来たりで
四日になってからようやく作業開始、
イメージ通りの工程でスムーズに箱詰めは完了。
荷扱いの専用シールはMacでプリントして
目立つように大きめのサイズで貼っておいた。
うーむ、我ながら素晴らしい出来栄えだ。

そして今日、集荷に来たドライバーに荷を預け
私のテレキャスターシンラインは
10tトラックで凍てつく深夜の東名高速をひた走り
大阪へやって来たと言わんばかりに
ドヤ顔で早朝の大阪に辿り着くのでありましょう。

大阪へ〜やって〜来たあ!




さて、明日に予定している三度目のブロック注射、
右足の爪先に痺れがわずかに残っているものの
痛みはもうほとんど無い。
どうしたものか先生と相談してみなければ。

寒波と湾岸低気圧で明日の横浜は雪だとか。
寒いから出かけたくないし
どうしたもんかねえ・・



2022年1月2日

氏神さまあ・・

 






















我が家から500メートルほど先、
住宅街の真ん中にある我が町の氏神さま
小さな小さな山王神社。

小さいとは言ってもお正月だけは
幾つもの仮設テントが張られ
お札やお守り、絵馬や破魔矢、
おみくじなどに人が群がり
時間帯によっては甘酒やお神酒も戴けたものです。
ところが今年はというと・・




















昨年に続き殺風景なシャッター神社でして、
ガラガラも賽銭箱も無く
当然、敷地内にテントや関係者も居らず
伽藍とした更地状態の中で
お正月飾りだけにお詣りするという
なんともはや寂しい限りの光景でありました。

ちなみにお賽銭はシャッターの
細い間口の郵便受けに投函?するシステムでして
いくらコロナ禍とはいえ、なんだかねえ。。

ひと通りお願い事は呟いて来ましたけど
この分じゃ御利益は期待できそうにないですね。
そんなとほほな正月の二日目でしたとさ。

(画像に写る人物は見ず知らずの町内の方々です)



2022年1月1日

静かに厳かに

 












新年、明けましておめでとうございます。
煩悩は旧年に捨て置き
静かに厳かに、2022年が始まりました。
私を含め家族や皆さまの
健やかな一年をお祈り致します。

昨年の後半、ご心配をおかけしましたが
私の激痛椎間板ヘルニアも
おかげさまで、ほぼ痛みが無くなりました。
まだ右足の爪先に少々の痺れ感は残ってますが
以前の苦痛に比べたら雲泥の差です。
この分なら三度目のブロック注射は回避できるでしょう。

思いもよらぬ年末の苦しみもまた
旧年に捨て置いてくることができたようです。




















さて、今年の干支は虎。
我が家の茶トラ姐さんも新年を迎えました。

思えば昨年の7月3日、
熱海で土砂災害の起きた朝に容態が急変して
医者からはレベル4の腎不全と宣告され
その後10日間に及ぶ入院と血管点滴治療。
退院後も毎日通院しての皮下点滴を経て
およそ三ヶ月を経過した後に回復したのは
まさに奇跡と言えるでしょう。
こうして年を越せた幸せに感謝してます。

けれど猫も私も
決して完治したわけではありませんので
暫くの間は老老介護が続きそうです。

そんな年の初めではありますが
皆さま、本年もお付き合いのほど
宜しくお願い致します。



2022年元旦 かずら元年