2013年4月5日
わからない節
「景気」って、なんなのさ。
株価が上がって
購買意欲にも上昇傾向が伺える
なあんて言いながら
TVのニュース画像に出て来たのは百貨店の貴金属売り場、
「このところ百万円を超える物がよく売れてます」ですって。
そしてインタビューを受けた買い物に来ていた老婆、
「株が上がって、気が大きくなって、ぽーんと買いたくなっちゃった」ですと。
・・は?
いいかい、騙されちゃいけないよ。
そのうちTVや新聞はこぞって「景気は回復してる!」と言い出すに違いないんだ。
けどそれは輸出関連の大手企業の業績と、富裕層の懐具合だけ。
庶民には全く関係ないどころか、何のご利益もないお話。
ところが日本人てやつは無類のお人好しだから
周りで好景気の大合唱が始まると、ついその気になってしまい
流行?に乗り遅れまいと、金も無いのに贅沢してみたくなるものなのよね。
給料がどーんと上がるわけでもなく、
預貯金がふんだんにあるわけでもない、
そんな庶民が「ちょっと贅沢」したくても予算が足りない。
しかし世間体もあるから無理しちゃお!
その挙句がカード払いかキャッシング、
シナリオ通りに銀行さんが潤う結果となるわけさ。
低金利だ、今がチャンスだ住宅ローンだ。
おおそうだ、ついでに車も買い替えだ。
流れに乗ろうとする庶民の「購買意欲」によって
不動産会社と自動車メーカーと銀行と、この辺りはホクホクだろうね。
デフレからの脱却?
いやいや、アタシらはむしろデフレ状態がありがたい。
給料が増えることはないんだから、物価上昇は困るのことよ。
で・・
「景気」って、なにさ?
我が家の猫も、そう申しておりますが。。
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