2013年9月13日

帝王の復讐


遂に始まった国内キャリア3社のiPhone戦争。
価格面では今まで膨大なユーザー流出という苦汁を味わった
帝王docomoの巻き返しが凄まじい印象です。
今のところ「おかえり割」と称したMNPの料金の安さが突出しています。

対するiPhone取り扱いの老舗であるSoftBank、
宿敵docomoの動向を伺っていたのか価格発表は他社より数時間遅れ、
予約開始時間になっても価格が決まっていなかったというのは驚きでした。
(ちょっと孫さんらしからぬ醜態ですね)

さて、私を含めiPhoneユーザーと新規購入の皆さん
いったいどのキャリアを選ぶのでしょうか。

ランニングコストは圧倒的にdocomoが安いからと言っても
既存のユーザーは2年契約の縛りが問題となります。
去年の秋にSoftBankで5に機種変した私も他社へ移るとなると
分割の機種代金が半分残ってますし解約金も発生してしまいます。
そこで期待すべきはMNPによる支出額のキャッシュバック。
当初、docomoはそれさえも補償するという誤った情報もありましたが
公式にはそこまでのサービスは(今のところ)発表していません。

価格設定が出遅れる格好となったSoftBankは
蓋を開けてみると少々拍子抜けの(大人しい感もある)数字でしたが、
今後の予約数によっては更なるサービスを発表することでしょう。
なんと言っても、国内で最初にiPhoneを販売したことで
docomoやauから獲得した多くの顧客を手放すわけには行かないのですから。
流出を防ぐという立場が逆転した以上、如何にして強力な包囲網を敷くか
このあたりの攻防がユーザーにとっては楽しみでもあるのです。
孫さん、あっと驚く好条件!期待してますよ!!

それにしても、満を持して参戦した帝王docomo。
数日前のドタバタはあっても用意周到さを見せ付けましたね。
私の予測では、機種変や出戻りを含めた販売台数で
5割をdocomo、残りの5割を2社が分け合うような数字になりそうな気がします。
いったんは衰退したと言っても、未だ国内市場の帝王なんですからね。
iPhone効果でシェアを復活させることでしょう、たぶん。

・・こう書いていてふと思いました。
なんだか自民党と野党を比較した数字みたい(笑)

とは言うものの、
前にも書いた「あっちもこっちもiPhone現象」
少数派であったが故のステイタスが薄れて行くのがなんだかねぇ。

ブームって、怖い。

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