2014年4月28日

通俗を馬鹿にしちゃダメよ



ちょっとだけ懐かしい写真。
後にバンドを従えて、イケイケの頃だったかしら(笑)
怖いものなんて何も無いようなワルイ顔してるけど
確実に今よりは若々しい気がする。
8年・・くらい前の姿かな。

そう、歳を重ねて行くうちに
人はどんどん丸くなってしまうものさ。
鬼が仏に変貌するような
そんな大掛かりな変身もよくあること。

けれど内面はさほど変わらない。
敵を作りたくないから外面(ソトヅラ)が良くなるだけのことであって
その我慢がストレスとなり、或る日突然老人は爆発するのだ。

やだやだ、そうはなりたくない。
ジジイやババアの噴火は駄々をこねる子供みたいで
鬱憤晴らしのキレた姿は見てられないほど醜いものだ。

そんな我慢をせずに
間違っている事には、真っ当に怒らなきゃ駄目だ。
ちゃんと叱ることのできない親や大人が多すぎる。

もっとも、その正当性ってやつが
情報過多の今の時代はブレすぎてて見出せない現実もある。
テレビやネットが垂れ流す膨大な情報の中から
真実を見つけ出すのは容易ではない。
ましてや「大多数」の世間に対して逆説的な物言いをすることは
孤立という恐怖心と偏見の目を生み出してしまう。

とても難しいことではあるけれど
要はそのバランス感覚なんだろうな。
やたら態度がデカくて横柄か、
馬鹿っ丁寧なくらい物腰が低いか、
はたまた理路整然としすぎていて人間性が乏しいか、
そんな極端に偏った輩でこの世は溢れかえってる。
もっと「普通」になれないものなのか?
通俗の「俗」の部分が無くなってしまった現代の恐怖を感じてしまう。

ある人が「謝ることを知らない、出来ない年配の人が多い」と嘆いていたが
これも通俗性の欠如を言い表しているのだと思う。
フォーマルを優先するばかりにノーマルを見失ったというお粗末。
世の大人たちよ、道徳の授業を思い出して己の足元を見つめなおせ!

ま、これは自分に対する叱咤でもあるわけだが
少なくとも、ちゃんとした日本語くらいは使いこなそうと思う。
驚くなかれ、日頃お客からの電話を受ける仕事に携わっていると
若者以上に年配者を含む大人の言葉使いがなってないのだ。
これじゃ子供に悪影響を与えるばかりで
この国が今より更にとんでもないことになってしまうではないか。
ジジイとババアは特に心してこの先を生きよ!

と、春先に体内からの分泌物が多くなる僕は
今夜も盛大に毒を吐くのであった。
毒と薬、このどちらも世の中には絶対に必要なのである。

明日は休日。
ぶらっと飲みに出掛けようかとも思ったのだが
半年のブランクに怖気付いたのか
急遽スタジオを予約して、一人練に励むことになりましたとさ。

なにぶん、今はイケイケではないもので・・

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