2020年10月13日

医療保険制度は一本化するべきだ

 会社勤めを辞めると、あれこれ面倒な手続きが必要になる。そのひとつが健康保険の扱いだ。退職により従来の保険が失効した後、社会保険の任意継続にするか国民健康保険に加入するか、その二択を求められる。私の場合9月中旬からは出勤してないが、有給休暇を消化するため書類上の退職日は今月15日となる。つまり翌16日が保険の失効日、現在の保険証を返納して保険協会または横浜市のいずれかに申請しなければならない。そこで頭を悩ますのが保険料だ。社会保険の任意継続にすると、会社負担分が全て個人負担となるので単純に現在の保険料の2倍。それでも国保と比較すると若干は安い。ただし2年間は解約できない規定なので、毎年6月に保険料の見直しをする国保との差が縮まるどころか、2年を待たずして逆転してしまうのだ。おまけに任意継続が終了する2年後には国保の申請をせねばならず、またしても書類のやり取りが発生するというのも憂鬱になってしまう。いやはや、これはなんとも悩ましい限り。WEBに国民健康保険料の自動計算が出来るサイトがあったので試してみたが、出て来る数字に釈然としないので(散歩がてら)区役所の窓口へ赴き試算してもらうことにした。


我が家から区役所までは、車だと15分ほどで電車だと3駅の距離。迷わず田園風景を眺めながらの電車で行くことにした。いずみ野線で湘南台方面へ向かうときいつも驚かされるのが、わずか2駅ほど進んだ辺りから丹沢の山々が急にでかくなること(ほんと、いきなり眼前に迫ってくる感じ)天気の良い日は色濃い緑がくっきりと見えて余計にでかくなるのだが、今日は雲が多くて稜線がぼんやりしていたのが残念なところ。

話を戻そう。窓口で試算してもらった結果、初年度だけは任意継続より幾分高いが、2年後の春になると現在の社会保険料と同じくらいになるらしい。前年度の給与収入が一切無くなるわけだし当然といえば当然なのだが「国保は高い」という先入観が払拭された気分。煩雑な手続きを何度もせず、この際(潔く)国保にしちまうかあ・・と、やたら一所懸命に考えた挙句、お手軽な方を選んでしまうのがO型人間の特性であり、その血を持つ私の頭の中で流れが変わり始めたのであった。

それにしても、何ゆえ医療保険は社保と国保に分かれてるんでしょうね。国の管理と地方自治体の管理とに分ける必要性は無いんじゃないですか?一本化されていれば、こんな面倒なことにはならないでしょうに。その辺り、如何なものかと。

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