徒然なるままに ゆるりと生きてゆくのです
シカゴとサンタモニカを結ぶ66号線。
その広大な土地を旅する人と車の姿を
少年だった頃、僕らは憧れの眼差しで見ていた。
USAという名の巨大な鷲は海を越え
遥か遠い国に棲む僕らの心を虜にしたんだ。
そんなアメリカが、好きだった。
いや、好きとか嫌いとかではなく
否応なしに心を鷲掴みにされていたのだろう。
YESかNOでしか弁明しない彼らの生き方も
曖昧模糊としたこの国で生きる僕らにとって
十分すぎるほどの驚きだったのだから。
そんなアメリカが、
今では思い出だけになってしまったようだ。
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