2020年12月26日

氷上に舞う神を見た。

 

なぜ私はフォ―クソングを嫌うのか、

今夜それをきっぱりと物申すつもりだったのに

氷上の途轍もなく素晴らしい演技を見せつけられると

ちまちました些細なことなど、もうどうでもよくなった。

王者でも覇者でもなく、もはや彼は神だ。

存在自体が芸術だと言っていいほどに美しい。

音楽やお芝居、スポ―ツやダンス、

はたまた政治の世界でも、表に立つ者に「華」は肝心だ。

ぎらぎらと輝き、躍動感に満ち

心の奥底から燃え上がる炎が人々には「華」として映る。

どんな世界であっても、それが無ければならない。

そしてもうひとつ言うなら、何事もプロとしての自覚だろう。

ぐうの音も出ないほどに圧倒的な力を見せつけられる者こそが

プロフェッショナルと呼ばれる尺度となるのだから。

素人感覚で胡坐をかくフォ―クソングが嫌いなのも

それと同じようなことを感じてしまうからだ。

眼は死んでるのに、ぎらぎらと脂ぎった顔のクソ政治屋も

醜いばかりで華がないどころか嫌悪の対象にしかならない。

舞台に立つ者たちよ

技を磨け、そして見惚れるほどに輝いてくれ。

華の無い私は、たとえ幾つになったとしても

冬の路地裏に佇み、心の刃を研ぎ続ける

ディッセンバ―ズ・チルドレンでありたいのだ。


【後記】神の画像は恐れ多くて使えなかった。


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