2011年9月19日

「個」


四日ぶりにペンを執る。いや、キーボードを叩く。
親父の三回忌を終えて横浜に戻ったものの
北海道を往復しただけで時差ぼけに似た感覚と疲労が残る。
遠いな、やはり。

体が私の日常に戻りきってないようで、
今朝もずいぶんと早くから目が覚めてしまった。
まだしばらくはこんな調子なんだろうな、きっと。

娘や息子の家に、持ち帰った生ものを届けるため車を運転したが
等間隔で流れるように走る都会の道が、いつもと違って見える。
人も車もまばらで、沿道は隙間だらけの田舎町と比べると
ある意味、都会は律儀で規則正しいものに思えて仕方ない。
生活の自由さが無いことに不便を感じなくなってしまってる自分に気付いたとしても
それが不便だと思うことは決してない。
むしろ心地好く感じてしまうから不思議なものだ。
それが都会の持つ魔性なんだろうか、人は「個」を無くしている。

田舎では、自分が動かない限り時は止まったままだ。
動かされたり、流されたりすることはなく、自身の意思で「流れて」いる。
一日を無駄に過ごしてしまったことに罪悪感を覚えるほどに
考える暇(いとま)も十分すぎるくらいあるほどだ。

人間はいい歳になると、田舎時間の方が健全に暮らせるものなのかも知れない。
今日はそんなことを考えていた。


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