雨が未明に上がってくれたおかげで、1時間遅れながら運動会が催されると連絡があり
鼠の海辺は取りやめ、孫の通う公田小学校へと車を走らせた。
10時頃にはお天道様が顔を出し、季節外れの夏日となった校庭で
ジリジリと太陽に焼かれたながらの(暑い)観戦となってしまった。
下馬評では「飛べない走れない踊れない」と散々な言われ方をしていた我が孫ではあったが、
予想を覆し50m走でなんと(驚愕の)1等、苦手の縄跳びも特訓の成果ありで難なくこなし
本人としてはかなりの頑張りように、応援に出掛けた甲斐もあったというところか。
炎天下、広げた弁当に舌鼓!ぽん!!
驚きもあった。
前を通り過ぎた女性を見たカミさん「はて・・○○さんに似ているような・・?」
次に通り過ぎた男性(ご主人)を見て「えーっ!やっぱ○○さんだー!!」と奇声を上げる。
15年以上前に住んでいた東戸塚の名瀬町のマンションで仲良くしていた御一家だった。
その町には長男が中学を卒業し、娘二人が小学の5年と6年になるまでの
およそ10年近くの間住んでいた、云わば我が家の「子育て」時代。
家族の様々な思い出が詰め込まれた場所であり、同じ年頃の子を持つ家庭数軒と
ドライブや飲み会を催したりしながら親しくご近所付き合いしていた経緯がある。
今日偶然再会したその家族もそのうちの一軒で、こちらが転居してからというもの
音信もすっかり途絶えていたのだが、なんとその娘の子供が孫と同じクラスだったわけ。
母親同士は何も知らないまま接していたらしく、その偶然に一同が驚嘆した。
現在のお互いの住まいからは遠いというのに、何故この場所でばったり出くわすのか
その不思議さといったらないではないか。ほんとびっくり、たまげたね。
双方の孫の存在が結び付けた途切れた糸・・
期せずしてこんなことも起きるから、人生は面白いのだと思う。
家族親族が増えて行くほど意外な展開が生じるわけだ。
ちなみに1999年から、10月の第3日曜日は「孫の日」に制定されていたらしい。
お爺ちゃんお婆ちゃんとのコミュニケーションを図るため、と言われてはいるが
実際のところは日本百貨店協会が孫へのプレゼントなどで消費を拡大するために提唱したもの。
まさに今日がその日にあたる。
けれど今回はプライスレス、金品に頼ってばかりじゃいかんよね。
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