思い出したように歌い始めたのが2005年の1月。
早いもんだ、あれから7年が過ぎようとしている。
力が蓄えられたような気もすれば
何かを磨り減らしてきたような気もする。
顔見知りや仲間が増えたような気もすれば
すっかり疎遠になってしまった者もいる。
なにがなんだか・・
スタンドのギターを手に取り弾いてみた。
昨日までは何ともなかった筈なのに、GUILDの開放弦がビリつく。
鉄で出来たトラスロッドが寒さで縮むと、ネックは僅かに逆反りとなる。
そのせいだ。人間よりも、楽器は敏感で繊細だから。
今年もまた、木枯らしの吹く頃となった。
59回目の冬を迎えても、心構えはおろか何の準備もできてない。
それでも生きて行けるのだから、何と有り難いことか。
胸を焦がすほどの情熱とやらを呼び戻したいと思うくらい
なんだか淡々と生きている自分が居る。
これが加齢というものなのかしら。
30年ほど前のこの歌が、今じゃすっかり子守唄。
http://kazura-web.up.seesaa.net/image/kogarashi64k.mp3
落ち葉に埋もれていた思い出を掘り返すようなものかもね。
しんしんと冷える寒い夜だ。
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