数日前、仕事場へ向かう途中カーラジオから流れて来たこの歌が頭から離れない。
すてきな16歳(Happy Birthday Sweet Sixteen)
http://www.youtube.com/watch?v=bzSmF7q_oVk
小学生の頃にリアルタイムで聴いていながら、改めて耳にするとちょっとした衝撃だった。
弘田三枝子、14歳でデビューして16歳の時にレコーディングされた曲だ。
声量もあって実に上手い。さすが小さい頃から米兵相手に歌っていただけのことはある。
コロンビアに移籍後ヒットした「人形の家」も有名だが、私は彼女が歌うカバー曲が好きだ。
整形とダイエット前の、ぽっちゃりした顔立ちのこの頃の方が声も太くていい。
65年のニューポート・ジャズ・フェスティバルには日本人として初めて出場して
居並ぶ本場の大御所にも臆することなく三日目のトリを務めたこともあるそうだが、
とても16歳とは思えぬ堂々とした貫禄には、今聴いても圧倒されるばかりである。
YouTubeに当時の映像があった。
「恋のクンビア」コロンビアに移籍した翌年の曲、溌剌とした身のこなしがパワフルだ。
語尾がクイッと上がるのと「あ」が「は」と発音される独特の癖は64歳の今もなお変わっちゃいない。
ちなみにクンビアは南米コロンビアに伝わるラテン・ミュージックだが、
「恋のクンビア」は弘田三枝子のオリジナル曲で、カバーではない。
65年当時はラテンが大流行していたのである。
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