2012年3月3日
誤算
昨晩ご紹介したニア・モニターの銘器、オーラトーンの5C。
ガラクタの宝庫である私の部屋の押入れから早速それを掘り出してきました。
いい面構えじゃありませんか、何だかワクワクしてきます。
締め切ったままの押入れというのは、保管場所としては湿気が篭り易く、あまり感心できませんが
幸いにもコーン紙の黴も無く、エッジの弾力も残っていてとても良い状態でした。
ただ、ひとつだけ誤算が・・
大きさの記憶はあまりにもアバウトな感覚だったようで、
実際にデスクに置いてみると想像していた以上のサイズだったのです。
各辺165mmのキューブ体、スピーカーボックスとしてはかなり小さい部類ですが
私の感覚としては10Cm角くらいのイメージしかなかったので、かなり大きく感じられます。
(12.5Cmのユニットがマウントされてるんですから、10Cm角なんて有り得ない話なんですけどね)
このあたりが人間の感覚のいい加減なところです。
そしてその誤算は、置き場所としての候補地をも振り出しに戻してしまいました。
耳の高さと同じくらいの位置にあるCDを入れるスペースを予定してたんですが、
最低でも180mmくらいのクリアランスは必要なのに高さが足りません。
高さと距離を考えると非常に良い場所だっただけに残念です。
このスピーカーは顔のすぐ傍で鳴らしてなんぼのものですからね。
私の場合、ラックは棚板を組み合わせて、いつでも分解・変更できるようにしているのですが
お気に入りのCDはセラミック・ブロックに乗せたモニタースピーカーの下のスペースに置いてあります。
今回は安直にここに置いてやろうと目論んでいました。
ところが・・ブロックの高さは160mm、NGとなったわけです(泣)
今あるこのセラミック・ブロックは音響用のオーディオパーツとして売られていた物で
340X160X100mmと少々特殊なサイズで作られています。
一般的な建築用のブロックなら390X190X100mmなので、これと入れ替えるとちょうど良いようです。
昔はスピーカーの置き台用に7~8個くらいゴロゴロしていましたが
引越しの折にみんな捨ててしまったので手元にはこれしか残っていません。
30年ほど前に買った時は1個が80円程度でしたが、今じゃ400円もするそうですから
今さら新たに購入する度胸はありません。
ではどうしたら良いのか・・
中途半端なサイズで箱を自作しようものなら、配置換えの折に困る状況が必ず来ます。
さりとて頑丈なのはよいのですが、ブロックの幅がスペースを狭くしている現状もありまして
最良の方法とやらを、ちょっと悩んでみることにします。
オーラトーンが音を奏でるまでには、かなり時間が掛かりそうな気配です。
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