2012年7月17日

悩み多き夏よ

梅雨が明けました。
数日前から夏の陽射しと夏の空色を感じていたので
そろそろかなあ・・とは思っていたんですが
明けるときは、なんだかあっけないものです。

夜、パソコンに向かっていると
何やら小さな虫がブンブン飛んでいるので、ふと天井を見上げてみると
夥しい数の羽蟻が蛍光灯に群がっておりました。
まだ生まれたての小さな小さな奴らでしたが
あまりの数に首筋がこそばゆくなってきたので深夜の大捕り物!
掃除機で吸い取ったり、床に落ちてきたのをガムテープで捕獲したり
結構な重労働となってしまいました(疲)
まだワラワラとかなりの数が残ってますが、朝にはみんな死んでることでしょう。
梅雨明けと同時に大量発生するなんて、ちょっと迷惑。
ひと仕事終えたところでビールを戴いてます。ああしんど。

高温多湿の夏は、アコースティック楽器には厳しい環境となります。
単板の材が使われたモデルだと、どろ~んぐで~んとした音に変わってしまい
何をどうやってもすっきりしない状況に陥ってしまうのです。
毎年のことながら、これは困った問題なのでして
ライブが近付くと楽器のチョイスにあれこれ悩んでしまいます。

そんな悩み多き季節に本領を発揮してくれるのが合板モデル!
蒸し暑い日本の夏にも負けず、鳴らなくなった単板モデルを尻目に頑張ってくれます。
先日ご紹介したスタッフォードの「安物」もその部類ですが、
云わば彼らは「日本の夏」のために在るようなものなのです。

ミディアム・ボディのスタッフォードもいいんですが、
もうちょっと音量が欲しいなあと思い、一本引っ張り出してみました。
数年前にヘッドを悪戯したアリアの合板ドレッドです。覚えてますか?


このヘッドをサンドペーパーで塗装ごと削り落として・・


のっぺらぼーになったところへ・・


ヤフオクで仕入れたパチモンのデカールを貼ってラッカー塗装。


ピックアップをマウントして出来上がったのが
「なんちゃってまーちん、かずらモデル」だったのです。思い出しました?

この小学生の図画工作にも劣るほどの軽率な作りの代物も
さすが合板!今の時期はよく鳴ってくれるのです。
これも候補に加えながら、22日のライブまで検討を重ねようと思っているのですが
大人気ない造作を加えたこのギター、ちょっとばかり気恥ずかしいので悩みます(笑)


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