2012年9月30日

台風、のち月


九月最後の日は、台風17号と共に足早に駆け抜けて行きました。
強風、停電、電車の運休と、ライフラインにかなりの影響が出たようですが
皆さまの身の回りは如何でしたでしょうか。

ここ横浜、台風の通過後は月を見たというツイートが溢れています。
そう、今宵は中秋の名月。
台風一過の空に、雲の切れ目から月が顔を出しているなんて
空の姿の変わりようにも、これまた素早すぎて呆気に取られてしまいますが
ふと見上げた夜空に浮かぶ月は、心を和ませてくれるものです。

月を見上げながら一人静かに酒を飲む。そんな風情に憧れはしても
正確に時を刻むデジタル時計に支配されている現代社会には
そのような余裕も無くなってしまったことが残念でなりません。
「概ね何時」そんな暮らしができたなら素敵なんですけどね。

月といえば、
私はスピルバーグが描いたこの月が一番好きです。
幼少の頃、言われるままに何度目を凝らしてみても
兎が餅をついている絵柄など見えてこなかったことへの反動なのかも知れません。
ひねくれたガキは「なんで月に兎が?しかもなぜ餅つき!?」
そんなことばかり考えてましたもの。

蒼い月、いいですよねぇ。
月の光が降り注ぐ蒼い夜、これがまたいいのです。



500マイルも向こう 遠く離れていたとしても
今宵夢路より来たりて 君の柔らかな髪を揺らしているんだ



・・などと。


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