2012年11月24日

12X5

久しぶりに恐怖心を抱く揺れ方をした夕刻の地震でした。揺れ始めから本震の波が来るまでほんの数秒、縦揺れから一瞬で大きな横揺れに変わったときは3.11を思い出してしまいました。「災害は忘れた頃にやって来る」その言葉通り、あの忌まわしい出来事から学んだ多くのことが、日常生活にどれほど生かされているのだろうかと考えてしまいます。地震大国ニッポン、喉元過ぎれば・・などと呑気に構えてなどいられません。何をどう準備しておくか、どう行動するのが最善か、もう一度思い起こしてみましょうね。

さて、昨晩の「december's children」に続き、今夜もストーンズで始まりました。廉価盤の音の粗悪さに悪酔いしないようオリジナル盤で聴いております。


実は私、この「12X5」が一番好きなのでありまして、ストーンズを聴きたいなあと思ったときは昔からこれを好んで掛けることが多かった気がします。チャーリー・ワッツのタイコが合ってなくてもいいんです、ちょっとユル目で彼ららしい演奏が聴けるのと選曲の良さがその理由でしょうかね。裏表があっという間に終わってしまうんで、いつも2回ずつ掛けています。そしてこれが終わると・・


このアルバムへと移るんですが、その流れがとても落ち着くんです。入念なリハのせいなんでしょうか、演奏もかなり纏まっていて安心して聴くことができます。「12X5」の浮き足立った感じが無く、どっしりと構えた雰囲気が伝わって来ますし、楽器のバランスがとてもいい感じです。この時代のアルバムの中では、ビル・ワイマンのベースとキースのギターが一番良く絡んでるんじゃないでしょうか。選曲の良さも「12X5」を上回ってます。秋から冬にかけての季節にはこれがいいですね。

ああ、いつも思ってしまいます。
擬似ステレオではなくMONOで聴けたらもっといいだろうに、と。

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