2012年11月1日

カビ臭さがたまらないのです

嬉しい誤算というべきなのか、
Bluesのアナログ・ディスクはRCAのオムニバス盤以外は全て手放した筈なのに
ロバート・ジョンソンが2枚と、ビッグ・ママ・ソーントンが(奇跡的に)残っていました。
ほうぼう屋さんを訪ねて以来、Bluesをアナログで聴きたくなったなあと思っていると
デスクの下の奥の方に仕舞い込んである箱の中から発掘されたのです。
11月最初の日は、こんな感じでスタートしました。




ロバート・ジョンソンはリイシューですが米コロンビア盤、
ビッグ・ママ・ソーントンは東芝のプレスでした。
昔集めたジョン・リー・フッカーやライトニン・ホプキンス、サニー・ボーイ・ウイリアムスン、
戦前にフィールド・レコーディングされたYazooのシリーズ盤などなど、
Bluesだけでも100枚ほどは有ったアルバムが今は残ってないというのに何故これだけが?
・・謎です。

ただ、惜しいことにジャケットはかなりシミが付いてしまってます。
若干コーティングされた国内盤はまだしも、米国盤は紙の質が悪いのと
高温多湿な日本の気候に合わないので顕著です。
(反らないように米国盤は買ってすぐにシールを剥がしていたせいもありますが)
でもね、米国盤のジャケットのカビ臭さ!これだけは好きですね。
厚手の紙を使った国内盤とは全く違う臭いを発しています。
船便でのんびりと海を渡り、日本にやって来るまでの間の潮の匂いかも知れません。
そういえば・・
買って来たアルバムのシールにちょっとだけカッターの刃を入れて
つーっと口を開いた瞬間に、アメリカの空気を吸った気分になったっけなあ(笑)

それはさておき、さっそく明日にでも針を落としてみましょう。
円盤が回り、反りに合わせてアームが上下する様がたまりません。
そしてパッツン、ポッツンのスクラッチ・ノイズもデジタルには無い楽しみのひとつです。
Blues以外に他にも数枚懐かしいアルバムが出て来ましたが、それは明日にでも。

箱の中を漁ったときの印象ですが、残っている物が支離滅裂!
おそらく高く売れた「金目の物」以外が手元に残ったということなんでしょうけどね(苦笑)

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