2012年12月17日

爺さんの使命


公園内を嬉しそうに走り回るポンタ、
雨の今日はこんな姿を見ることはできませんでしたが
娘宅で会った彼の成長のスピードには驚いてしまいます。
仕草や言葉、表情などが日に日に豊かになって
「人型」から「人間」に進化して行く様には感動さえ抱きます。

彼がやがて大きくなり、己の道を歩き出すとき
いったいどんな思想と言葉を持つのでしょう。
たとえどのような世界になっていたとしても
人を愛し、家族を愛し、そしてこの国を愛してほしい
そう願うばかりです。

憎しみや争い事が如何に無意味なものか、
それらは決して何も生み出さないということだけは
私たち大人が子供たちに伝えて行かなければならない
とてもとても大切なことだと思うのです。

戦火の中を生きた先代たちには実体験としてそれが出来ました。
二度と若者を戦地へ送るようなことがあってはならない、
大人たちの大半はその想いを次世代へと継承しましたが
豊かで平和な社会が長く続く中で、今はそれが危うくなっています。

日本が出来ること、世界に訴えかけること、
それは武力という力を示すことではない筈です。
イデオロギーの異なる諸外国と共存できる方策を見出さなければ
血気盛んな一握りの者たちによって「あの時代」へと逆戻りしてしまいます。

数十年後のポンタが父親になる頃
今の私と同じことを思ってくれていることを願ってやみませんし、
この国の進路を私たちが見誤らないようにしなければならないのです。

それが爺さんとしての私の使命、かな。

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