2013年2月24日

拝啓、冬将軍さま

なんて寒い夜なんでしょ。
凍て付いた北風なんて、もはや殺人的な冷たさです。
如何に北海道で生まれ育った私とは言え、
すでに40年以上もの長きに渡り田舎の冬を体験してませんから
こんな程度の横浜の冬でさえ、とても寒く感じてしまいます。

関東の冬、体感的には間違いなく寒いんです。空気が異常に乾燥してるから。
コンクリートの間を吹き抜ける風は、かなり凶暴で体に突き刺さります。
けれど都会に住み慣れてしまうと、いつの間にか冬をナメてしまうようになるんです。
幼少の頃、痛いほど体に染み付いた冬の怖さを
便利で華やかな都会で暮らすうち、いつの間にかすっかり忘れてしまうんですよね。

ふだん車に乗っているせいもありますけど、私の装いはかなりの軽装です。
11月頃から冬の間ずっと、同じ物を同じ枚数しか着てません。
それでいながら寒い寒いと縮こまってるんですからね。
私を含め都会人の身支度は、軽装で冬山に登る無謀さに似ています。
格好つけてないで、がっつり着込まなきゃ駄目ですよ。

東北、八甲田山の辺りでは529Cmの積雪とか。
2階建ての家がすっぽり隠れてしまうほどの、想像を絶する高さです。

拝啓、冬将軍さま
そろそろ北へお帰りになってくださいな。


炬燵が無いので、
猫は布団に潜り込んでます。


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