2013年7月27日

TEN YEARS AFTER


ときには無人船が停泊することもある
1号線沿いに在る憩いの港が
今年で10年目を迎えたそうな。

すっかりご無沙汰してしまった挙句
今夜のアニバーサリーパーティーまで欠席してしまった。

ご店主さま、
お集まりの皆さま、
10年という節目の夜に顔を出せずすみません。

祝いの言葉はいずれまた。

(画像は店舗関係者から拝借・加工)



国道沿いのドアを開けて
今夜も君がやって来る
排気ガスの臭い纏って
笑顔の君がやって来る

南へ下る避難民は闇に彷徨い
故郷を想うと空を見上げた
      
淋しいのかい?NO NO NO
哀しいのかい?NO NO NO
今居る場所が在ればいい
NO BORDER

古い椅子に腰を掛けて
煙草の紫煙くゆらす
硝子越しのテールライト
見つめる先に明日がある

波間に浮かぶ無人船の灯りが見えたら
あの女のこと思い出して酒をあおるのだ

淋しいのかい?NO NO NO
哀しいのかい?NO NO NO
今居る場所が在ればいい
NO BORDER

空っぽの未来思いあぐね
笑顔の消えた君も
重い足を引き摺って
この扉を開けよう

魔法の呪文唱えたら三つ数えて
七つの海を渡る風になるんだ

淋しいのかい?NO NO NO
哀しいのかい?NO NO NO
今居る場所が在ればいい
NO BORDER

災いのない世界なんて
何処にも無いのさ
崩れ堕ちる瞬間には
女神が抱き締めてくれる

夜明けのない朝にも陽はまた昇るさ
さあ泥船に乗って海へ繰り出せ

淋しいのかい?NO NO NO
哀しいのかい?NO NO NO
今居る場所が在ればいい
NO BORDER


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