2013年11月22日

だいせんじがけだらなよさ



夕陽ってやつはなんだね、
歌の世界じゃ失恋の代名詞みたいに言われるけれど
にたあ~っと笑みを浮かべながら見てちゃいけないのかい?

この世の終わりでもあるまいし
たかだか今日という日が暮れて行くだけのことさ。
にっこり笑って見送ろうじゃないか。

ほら、夕陽の上から夜が降りて来て
やがて陸は闇に閉ざされてしまうけれども
僕らの足元のずっと下を潜り抜けて
反対側からひょっこり顔を出そうって魂胆さ。

何事もなかったかのように
おはよう!って言うつもりだぜ、きっと。
お日様ってやつは、いつも陽気なんだから
笑顔で接してあげなくちゃね。


仕事場の屋上から富士山のシルエットが見えた。
黄昏に染まる淡い色合いの風景が
胸をちょっとだけ刺して行ったような気がする。


だいせんじがけだらなよさ

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