家庭内の騒音苦情から、やむを得ずモニターの場所を変えました。
デスクのすぐ右の脇、僕の耳からわずか50Cmほどの至近距離となりましたが
耳障りで嫌な音は全く出ないところがJBLの良さなのでしょう。
4312をスケールダウンさせた4312M COMPACT MONITORは
バッフル板のサイズが300X180mmと、かなり小さなボックスなんですが
たっぷりとした厚みのある音で鳴ってくれるので重宝してます。
こんなに小さくて3Wayだなんて、普通に考えたらやかましい音を想像しがちでしょうけど
どっこい高域のピークにも刺々しさが無いのです。
この辺りがクロスオーバーの設定の妙でして、実に巧みに作られています。
130mmのウーハーはフルレンジに近く、その上を補正するスコーカーと
アクセントを付けるためにツイーターがあるような
そんな音作りがJBLの一貫したポリシーで、
それが前述の聴き易さに繋がっているのだと思います。
さすがですね。
実はこのスピーカーを購入したときの笑い話があります。
30年ほど前、4311というスタジオ・モニターを持っていたのですが
手狭になり売却した後に後継機の4312が登場しました。
とある売買サイトで、その4312が驚くほどに安い価格で売りに出されていて
懐かしさと安さのあまり、目にしたその瞬間に即決したのです。
売主は横浜在住だったので手渡しで受け取ることになり
某駅前で待ち合わせ(怪しく)車に乗せ換える段取りをつけました。
そして当日・・
売主は小さなダンボール箱を抱えて車から降りて来ました。
て?あれは何の箱じゃろか??
(4312は外寸で600X350X300mm、目方も20Kgほどあります)
笑顔で現れたその男性、箱を開いて中を見せてくれました。
てーっっ!!小っちゃあーい!!!(汗)
4312の後に「M」と記された型番に、全く気付いておらず
それがミニチュア・モデルの「M」であることをそのとき初めて知ったのでした。
(そりゃ安い筈だわ・・)
しかし、僕は動じることなく
何事もなかったかのような顔をして、その「小箱」を受け取り
諭吉2枚半を手渡してその男と別れてきたのです。
(どうだ、男らしいだろ)
けれど、エンジンを掛けて100mも走らないうちに
その大きな落胆が強烈に襲って来て泣きそうになりました(笑)
そんないきさつから我が家にやって来た4312M、
諦め、馬鹿にしかかっていたそのミニから出て来た(まともな)音に驚かされ
折れそうになっていた心を癒してくれたのは言うまでもありません。
とんだ笑い話ではありますが。
休日恒例、散歩がてらのハードオフ餌箱漁り。
床に無造作に置かれたダンボール箱の中から本日も2枚ゲットして来ました。
ハービー・マン、グレン・ミラー、どちらも百円です。
2枚組であっても百円てところが嬉しい限りであります。
ただし、以前からこれが欲しかったというわけではないのでして
そこに置かれている物の中で一番良かったのがこれだった、というだけで
百円(しかも税込み)の魔法にかけられたようなものなのです。
これが五百円とか千円なら絶対に買わないでしょうね。
百円の魔法、素敵!!
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