2014年4月10日

紙とインク



何を今さら。
そう言われてしまいそうですけど、こんなの買ってみました。
新・名盤探検隊から、ジョー・ママとデラニー&ボニーの「モーテル・ショット」
どちらも昔は米国盤のアナログで持ってましたけど、今は手元に無いので
ジェシ・ウインチェスターを注文した折、ついでに頼んでしまったのです。

懐かしいです。
けど音はともかく、CDのプラスチック感がやはり馴染めない。
まったくの別物みたいに感じてしまいます。
廉価盤だからなのでしょうか、ジャケットの色合いが悪いのも残念です。
当時のジョー・ママのアナログ・ジャケットはもっと濃い赤で
その真っ赤な壁の色と、O SORE MIOの文字が鮮烈に目に飛び込んで来たものです。
このボケた感じ、いただけないなあ。
逆にモーテル・ショットは、ざらざらしたダンボールのような触感でしたから
こんなに綺麗にピカピカになってしまうと、何だかモーテルらしくありません。

ワーナー・ミュージック・ジャパンの関係者の皆さん、ごめんなさいね文句ばっかりで。
このシリーズを安価で発売して頂いたことには感謝してるんですよ。
なので爺の戯言と聞き流してくださいね。
ただただ、あの時代の米国盤のジャケットに思いを馳せているだけなんです。
場末の飲み屋の看板みたいなベターッとしたインクの風合い、
僕はあれがとても好きだったんですよねぇ。
ザ・バンドの「ムーンドッグ・マチネー」もそうでした。
あのオリジナル盤に付いていたポスターなんて、その最たるものでしたから。


広げると80X40Cmほどになるこれ、
とても気に入って僕の部屋の壁に貼ってあったんですけど
残念ながら20年ほど前から行方知れずとなってしまいました。
あのときパネルにしておけばよかったなあと悔やまれます。
アメリカのインクと質の悪い紙の風合い、これがいいんですよね~
この黄昏時の街の風景画、最高です。

日本国内では紙ジャケ仕様のCDが増えてきたとは言っても
やはりジャケットは30Cm角に限ります。
あの30Cmに凝縮されたアートって、とても凄いことなんですよね。
アナログ盤の復刻、どんどんやってほしいものです。

ちなみに肝心のジェシ・ウインチェスター、今日は配達されませんでした。
JPさん、明日は頼みますよ。

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