2014年5月20日

さらさらと夜を浸す



雨が降り出したので
アナログ盤を聴きたくなりました。
春の雨音はスクラッチノイズに似てて
なんだか心を穏やかにしてくれます。
冬の尖った音とは違い
さらさらと夜を浸して行くようです。

先日ハードオフで見つけたキャロル・キングを掛けてますが
やはり70年代の厚みのあるディスクはいいですね。
やや篭った音と、ピークで高域が少しだけ歪む感じが好きです。
現代のデジタル音源に歪み成分は許されないでしょうけど
アナログにとってはそれが色艶にも繋がるから不思議です。
歪みと艶は紙一重、なのでしょうね。

湿った空気にアナログの音
心地好い夜です。

*

0 件のコメント:

コメントを投稿