2014年5月19日

ジロウです


スポーツで言うならメディカル・チェック、
入院前のそんな検査を一通り受けて参りました。
観念したとは言え、恐怖の手術が現実のものとなるわけで
未知なる世界に足を踏み入れてしまったことが悔やまれます。

僕の病名は「痔ろう」というやつで(ジロウという友人も居ます)
肛門三大疾患と呼ばれてまして
ちょっとだけ解説させて頂くと・・


肛門直腸周囲膿瘍という右下の状態でして
肛門小窩から菌が進入して化膿を起こし、
それが破れて管が出来た先に膿が溜まるんだそうです。
この膿が溜まると腫れて痛くなるんですが
皮膚を切って膿を出してしまえば普段は何ともありません。
ただ、一年の間にこれを二度も患ってしまうと
「今度は綺麗に治しましょうねぇ~」という医者の囁きを
黙って受け入れるしかなくなってしまったのです。

で、その手術なんですが
穴の開いた箇所と管、そして膿の溜まり場である袋、
それらをぜーんぶ取り除いてしまうそうでして
初めて聞いたときには泡を吹いて倒れそうになりましたわ。
いくら軽~い口調で言われても、
いったいどんなことするんじゃい!!と、恐怖に慄きました。

今日のエコー検査の結果、僕の管はかなり太いらしいのです。
画像を見てもデッカイ穴が開いているのが解りました。
恐る恐る医者に「太い方が手術は大変なんですよね?」そう尋ねると
あったりめえだろー!みたいな視線を投げ掛けながらも温和な口調で
「ええ、そうとも言えますね」とのこと。

・・返す言葉がありませんでした。

ケツを切られる屈辱と
術後の痛みと苦痛がどれほどのものなのか
好奇心の塊である僕はそれを体験して参ります。
6月2日入院、翌3日が手術、入院期間は十日ほど。
今の内に思う存分飲んで喰って
こぴっと治療して来る所存なり・・

痛々しい図解の後のお口直しに
三ヶ月ぶりに対面したポンタの姿をご覧に入れましょう。


病院へ向う僕と入れ替わりにやって来たポンタ、実は初来緑でありまして
転居後の我が家を訪れたのは今日が初めてなのでした。
病院から帰宅して、遊歩道を一緒に歩き
そうだ、旨いパンとケーキを買いに行こう!と目論んだのですが
無慈悲に門は閉ざされ、お店は定休日でしたとさ。
パンが大好きなポンタに顔向けできない爺さんは
こ、これが人生というものだよ。わっはっはっは。
と、力なく笑って家に帰って行ったのでした。

こやつ、ちょっと見ない間に
足が伸びて(人間の)言葉を発するようになっておりました。
僕が説教される日は近いのかも知れません。

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