昨晩は家に帰ってから
寝ないで待っていてくれた小学4年の孫と一緒にシャワーを浴び
深夜まであれこれ語らっておりました。
本郷台から電車を乗り継ぎ
一人で我が家までやって来た彼。
日頃は父親の車でしか移動する機会が無かったものですから
距離感とか位置関係とか、考えながら行動することも必要だろうということで
初めてのお使いならぬ、初めての一人旅を実践させたってわけ。
最寄り駅まで迎えに出たカミさんの話では
こちらの心配をよそに、案外と余裕の表情で改札を出て来たとか。
ちょっと拍子抜け(笑)
典型的な今どきの子供なんですが、ずいぶん逞しくなったもんです。
そして今日は、彼とカミさんと三人で映画館へ出掛け
GODZILLAを3D吹き替え版で堪能して参りました。
テーマと事の背景が小学生には難しいかなあとは思いましたが
十分楽しんでもらえたようで一安心です。
(プレーンズ2にした方が良いか最後まで迷いましたからね)
結果、爺さんも婆さんも孫も、皆が楽しめました。
ゴジラ、やっぱりイイ奴です。
地球の救世主、もっと言えば古生代ベルム紀の神ですね。
東宝版に近付いたずんぐり体型も好印象。
おまけにハリウッド映画にありがちな中華風味の(不思議な)日本の風景も無く
細部に渡り忠実に仕上られていたのも驚きでした。
文献によると、広島・長崎の原爆や原発を丁寧に描いたせいで
当初は4時間を越える大作になってしまったとありますが
最終的には大幅にカットして公開されたようです。
そして仮想都市、雀路羅市(じゃんじら市、このネーミングだけは中華風)
相模湾に面した(と思われる)この町に建ち並ぶ
スリーマイル島と同型の加圧水型原子炉が数基並んだ光景と
その後にそびえ立つ美しい富士山の姿が
実際にこんな場所があったよな、と思わせてしまうくらい
架空の風景を極自然に受け入れてしまう不思議を感じてしまいました。
放射線や核燃料、果ては放射性廃棄物までも餌とする凶悪怪獣ムートー、
まるで原子力に群がる悪徳商人と腹黒い政治家たちみたいな輩です。
それを撃退するGODZILLA、誰もがその雄姿に義を感じ取ることでしょう。
これから観る方のために多くは語れませんけど
海へ帰って行くGODZILLAの後姿は
紛れもなく僕らが見慣れた「ゴジラ」でありました。
DVDが発売されたら、また観ることにします。
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