2016年3月6日

なんちゃって親父の処世術



現在の我が家、
同居人はカミさんと(独身を貫き中の)長女と、そして猫。
僕以外は全て女性なのでありまして
その真っ只中で暮らす唯一の男にとっては
まさに毎日が気遣いの連続なのであります。

が、そんな暮らしにも慣れてしまったのか
息苦しいとか窮屈な思いとか
今じゃまったく感じなくなりました。
孤軍奮闘している自覚はあるのですが
波風立てぬよう(上手に)振舞っているんでしょうね。
これもまた生活の一部、僕の日常ですもの。

女性に対する気遣いで一番大切なことは
異性間の価値観や習慣の違いを認めることです。
バスルームやトイレ、洗面台の使い方など
特に水回りに関しては、彼女たちの感覚を優先しなければなりません。

余計な口出しはせず、はいはいと黙って聞き流し
あからさまに戦いを好まぬ姿勢を見せつけなければ
とても大変な事態になってしまうわけですよ。

昭和の親父なのに情けない!
そう揶揄されるのは承知の上で敢えて言います。
身近な女性を敵に回すことほど厄介なものはありません。

ゆえに、気遣いは欠かせないのです。
むろん、猫に対しても
飲み水は減ってないか、ご飯は足りてるか
日に何度もチェックしている次第です。

けれど決して肩身が狭く感じることは無いのでして
うまい具合にちゃんと自分の居場所を確保しながら
案外と自由に好き勝手やって行けてるのです。
たぶんこれが、長く生きて身に着けた処世術ってやつなんでしょうけど
家の外だけじゃなく、家族に対しても必要なことだと思いますよ。

そんな、なんちゃって親父。
今日はカミさんの誕生日なので、ケーキとワインを買って来ました。
赤面してしまうような愛なんかじゃありませんよ、
気遣いです。ちょっとした心遣いです。
家族にとって、これが一番大切なことなんです。
心はハッピーじゃなきゃだめ!!


とは言いながら
家族(愛人?)同然の相棒を半年近く放ったらかしにしてました。
風呂場で背中を流してあげるかの如く
綺麗に磨き上げ、弦を張り替えてあげましたけど
うんでもなきゃすんでもなく、愛想の無いJ子です。

なんちゃって親父の、なんちゃってミュージッシャンでありますから
これもまた仕方のないことかと・・

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