毎年のことながら
去りゆく年にさしたる想いを馳せることもなく
ただただ新しい年を迎える喜びと
幸せに浸りながら静かに酒を飲む
そんな大晦日と元日でありました。
まさにゆく年くる年。
2017年の厳かな幕開けの瞬間に
去年てやつを酒と一緒にくいっと飲み干し
あたかも浄土された如きのまっさらな新年に
僕はちゃっかりと身を委ねたわけなのであります。
新年・・
なんて心揺さぶられる響きなのでしょう。
どれほどの蛮行を繰り返したとしても
年が明けると洗い流され
清められたような心地になるのです。
ありがたやありがたや。
そんな(お気楽な)自分ですから
抱負やら目標やら、或いは夢に至るまで
具体的に口にすることなど出来やしません。
不本意な流れにだけは逆らいつつ
あるがままに生きて行こうと思います。
と言うのも
六十数年生きて来て
年の初めに呟いたことが何ひとつ成就されてない
そんなダメ人間なのでありますから
軽はずみな言動は翌年の恥でしかないのです。
猫にあやかり
食っちゃあ寝、飲んじゃあ寝、
その合間に思いつきで動き回るような
そんな日常の必然と偶然の狭間を生きて参ります。
膝を抱え
しゃがみ込んで
丘のてっぺんに居る僕は
フール・オン・ザ・ヒル、なのでして
いつも人間臭プンプンでありたいと願っているのです。
こんな調子で今年も始まりました。
引っ張ったり、引っ張られたり
煽ったり、煽られたり
そんな煩わしさとは無縁の世界に
僕は立っていたい。
そう思うのです。
https://www.youtube.com/watch?v=fgbmzSGK_0E
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