「新年」という響きが心地好いだけなんでしょうに、なんでしょ?この清々しさとワクワクする感覚は。すいません、いい歳こいて大晦日から元日に至るまでの間、爺さんは年甲斐もなくはしゃいでました。にっぽんのお正月って、いいなあ。大好きです。
酒の勢いで踊り出したりはしませんでしたけど、今夜の紅白は凄かったですね。怒涛の勢いの後半戦、思わず見入ってしまいました。ユ―ミンの(胸騒ぎの)腰つき、これはもう神の諸行ですわ。なんまいだぶなんまいだぶ。
一連の流れでユ―ミンと呼んでしまいましたが、僕は「荒井由実」としての4枚のアルバムしか聴いたことがありません。それだけでお腹いっぱいになるほどの名曲ばかりですし、松任谷になってからの彼女のことはあまり記憶に無いんです。だって、僕の音楽史の中では80年代だけが空白で、その時代の流行には(たぶん)拒絶反応を示してたんだろうと思います。世紀末の様相を呈した60年代から70年代を駆け抜け、80年代のやたらギラギラした世界に失望し、そして巡るように訪れた原点回帰的な90年代後半を迎えるまでの間に位置する80年代だけは、僕の中では「空白の時代」なのです。
なんたって刺激的で面白かったのは、60年代後半から70年代前半まで。73年・・くらいまでかなあ。その年にアルバムデビュ―したのが荒井由実と吉田美奈子。自分の人生を振り返ると、様々な人々や事象の黎明期の、いい時代を生きて来られたことに感謝するしかありません。
そんな思いに浸りつつの新年、明けましておめでとうございます。爺さん、今年はなんかいいことありそうです。なんか始めます。なんかやり遂げます。一年の計、てやつですけど、宣言しときます。