2020年11月5日

もやもや

 

200年以上に及ぶ選挙人制度による投票方式。

当時が識字率の低い時代だったとは云え

その代表選挙人となるのは地域の名士や知識人、

いわゆる富裕層であり白人だった。

奴隷制度で黒人が多かった南部では

有権者である白人の人口が少なかったため

黒人を3/5人と計算して選挙人の数を決めていたそうな。

つまりそこには、人種差別と迫害の歴史も秘められているのだ。

近年、制度の是正や改革を促す声も盛んなようだが

それもごく一部の訴えでしかないようだ。

ちなみに人口と選挙人の数による1票の格差は

ワイオミングとテキサスでは4倍ほどにもなるわけで

総得票数が多くても落選するケ―スが度々あるのはこのためだ。

他国の政(まつりごと)をとやかく言いたくはないが

超大国アメリカの民主主義って、なんなのかねえ。

今夜も、もやもやしてる。


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