2021年11月11日

ハーフ嬢はダンプド・バックロードホーンになった


別れ話を反故にして、晴れてロクハンシステムの一員となったハーフ嬢ですが、キルト芯による低域のチューニングが、どうも今ひとつピンとこない。シャキッとした8Cmらしさの硬質感が物足りないのです。私の理想としては、ホーンから出る低域がウーハーであり、ユニット本体の音が広帯域ツイーターの役割となる2Way構成なのです。ところがそれを妨げるかのように、ホーンからは莫大な量の低域と、モヤついた中域が混ざり合いながら溢れ出て来て全体の音を濁してしまいます。そのための対策として、吸音材代わりのキルト芯を開口部に詰め、ある程度の効果はあったんですが、まだ少しだけホーンから出る低域と中高域が上手くマッチングしてないのです。 
音源がシングルレンジ1発ですから、低域が纏わり付いたようなドロッとした中域ほど気持ちの悪いことはありません。更にそれが高域にまで影響を及ぼして、分解の悪い篭った音になってしまいます。うーん。

(Before)
 

(After)


そこで・・ 開口部奥の吸音材はそのままに、キルト芯で開口部を完全に塞いでみました。塞ぐと言ってもいわゆるフィルターですから、嫌な音だけ濾過してくれるんじゃないかと。(障子一枚閉めるだけでも、外の音の聴こえ方が違いますからね)しかし、バックロードホーンの開口部を塞ぐって、どーなのよ。ダンプド・バスレフならわかるけど、ダンプド・バックロードホーン? 

調べてみると、あるんですねえ実際に。正式にはダンプダクト・バックロード、ホーン開口部にバスレフのダクトを付けたような形状です。文献によると「開口部にダンプダクトを使用することで、中高音の漏れを抑えつつ低域をコントロールすることが出来る。低音から中音にかけてのアバレも減少して、バックロードのクセであるボーボー感(土管音)を抑制する効果がある。ただし、バックロード特有の躍動感や開放感、鳴りっぷりの良さは後退する」と、ありました。 私が吸音材を詰め込んだのは応急処置的なものでしたが、方向性とやり方に関しては間違ってなかったようです。 

やってみると・・ 流石にこれは効果てきめんでした。当たり前かもしれませんが低域がタイトになって、中高域への被りが低減したせいか、小口径らしい本来の音で鳴るようになりました。具体的に言うなら、ボーカルが前に出て、スネアとハイハットの抜けが良くなった、てえところでしょうか。全体が締まった分だけ低音が量感的に少しだけ減少しましたけど、ベースもキックも十分に張り出してくれてます。これならきっと、ハーフ嬢の憂鬱も晴れることでしょう。

(蘊蓄) バックロードホーンというのは、ユニットから出る裸の音と、ホーンから出る土管を通って来たような低域がミックスされて耳に届きます。帯域が違うのでそれぞれの音質は全く異なりますから、バランスを良くするためには量と質のチューニングがとても重要になるわけです。

(オマケ)
1曲だけガイ・クラークのアルバムを空気録音したのでYouTubeに上げてみました。iPhone内蔵のマイクで収録したので低域不足のバランスの悪い音になってしまいました。参考にはならないかもしれませんが・・お恥ずかしい限り!(苦笑)





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