2012年1月5日

女体の神秘


娘の家に届ける物があったので、新年を迎えたポンタの顔を見て来ました。
この時期の成長の早さには、ほんと驚いてしまいます。
つい十日ほど前までは猿顔だったというのに、それがずいぶん優しい表情に変わり
すっかり人間の子供らしい顔つきになっていました。
命あるもの、その逞しさって凄いですね。

最近、こんなことを思うんです。
数億年前、水中で暮らしていた生物が陸に上がり
それがやがて二足歩行を始めるまでの気が遠くなるような人類生誕までの進化の過程が
羊水に満たされた母親のお腹の中で再現されているんじゃないかと。
四つ足のハイハイ歩きから、掴まり立ちして歩き出すまでのわずか1~2年に
それらが凝縮されているような、そんな気がするのです。
まさに神秘の世界。
赤子の顔つきが猿から人に変わって行くのも、そのせいなんじゃないでしょうかね。
私たちは人類の進化の過程を、赤子を通して間近に見ているわけなのですから
生命の尊さを教えてくれる子供たちは、やはりこの星の宝物なのでしょう。

余談ですが、
私の少年時代に「女体の神秘」というドイツの映画がありました。
おそらく性教育を兼ねた、ある意味真面目な作品だったと思うのですが
その内容に関わらず、思春期の少年にはとてもエロチックな響きを感じたものです。
それは別として、原題「Helga(小惑星)」とこの邦題も、今改めて目にすると言いえて妙な気がします。
女体はまさしく宇宙そのもの!ですからね。



うーん、いったいどこから侵入して来るのでしょう。
昨年の後半辺りから、玄関と台所の間の壁の僅かな空間に時折ネコらしき動物が入り込み
身動きが取れなくなって、もがき苦しむ音が聴こえる夜があるのですが
(壁の中だから、如何にネコとは言えどもそりゃあ狭くて焦るわけですよ)
それが今夜は私の部屋の天井裏に出没したのです。
天井から聞き慣れない音がするのに気付き見上げていると
すりーすりーと斜めに横断して行きました。
明らかにネコの警戒した足音です。
旧い家なので、やつらの出入り口を見つけるのは容易なことではありません。



0 件のコメント:

コメントを投稿