2012年1月29日

二つの儀式


快晴の空なれど強い北風が吹いた本日、
ポンタのお宮参り、滞りなく終えることができました。
場所は柿生の琴平神社、娘が住む藤が丘からは車で15分ほどの場所です。
巨大な鳥居がそびえ立つその神社は、田園風景が広がる麻生区に在り
日曜の今日はお宮参りや厄除けの参拝客で賑わっておりました。
境内の看板に目をやると・・

気付いてませんでしたが、私・・今年は本厄らしいです。
想定外で驚いちゃいました。
この歳になっても、まだ厄年ってあるんですねぇ。
もういいじゃないか、てぇ気がするんですが(笑)
女房が慌てて御守を買ってくれました。

今さらなので、むろん気休めにすぎませんが
厄除御守、年内は肌身離さず持ち歩くように致します。



ちょっと気になったので帰宅してから改めて調べてみると、
数え年で男性が25歳・42歳・61歳、女性が19歳・33歳・37歳・61歳が厄年だそうです。
迷信だとは言われながらも、医学的にも体の変調が起こりやすい時期であり、
社会的にも大きく環境が変わる時期と重なっているようでして
何となくではありますが、振り返ってみると確かに当たっているような気もしてきます。
けれど今年が最後、来年の後厄を過ぎれば全てが終わるのですから
良からぬ事が起きぬよう体調管理に務めることにしましょう。


ポンタ、皆から祝福されるお前は幸せ者だぞ。
なあんて言ってみたところで、本人に分かるわけがありません。
大きくなってからこの日の写真を見て、それを感じてもらえればいいでしょう。
生まれて初めての長い時間の外出でしたが、終日すやすやと眠っておりました。
私の孫たちは三人共11月の生まれなもので、寒いこの時期がお宮参りとなってしまいます。
次は暖かな時期に頼みますよー!



皆で食事をした後、夕方近くになってから病院へ向かいました。
のんたんの一時帰宅です。
首を動かしたり、目を開いたり、昨日よりは(少しだけ)回復したようにも見えましたが
娘の家に戻ってから少しだけ水を飲んだだけで、やはり何も食べようとはしません。
トボトボと徘徊老人のように歩き、やがて部屋の隅に蹲ったまま微動だにしない状態には
ある程度の予想はしていたものの、落胆が大きすぎます。
それどころか、しばらくすると台所までふらふらと歩いて行って
上の方をちょっと見上げた瞬間にキッチンカウンターを目掛けて飛び上がり
(いったい、どこにそんな力が残っていたんでしょう)
足を踏み外しそうになりながらも必死で飛び乗った後、空のシンクの中に蹲ってしまったのです。
これはマズイ、我が家の疾患を抱えた先代の猫たちの末期もこうでした。
内臓を患うと、その熱を冷ますため冷えたステンレスに腹や胸を押し当てるんですが
経験上、それは終焉が近付いている猫の最後の行動なのです。

ここ数日・・かな。
その姿を目にして、そう思わざるを得ませんでした。
子育てと看病の両方は大変なので、明日から再び女房が娘の家に泊まり込むことになりました。
最期を自宅で看取ってあげる、これもまた飼い猫に対する我が家の伝統です。
今までにそうして何匹を見送ったことでしょう。
家族に見守られ、最期に「ニャア」とひと鳴きしてから静かに息を引き取る。
これは或る意味、我が家の儀式でもあるのです。

今夜の娘宅、
のんたんが居るリビングに布団を敷いて
家族全員が同じ部屋で寝るそうです。
そんな話を聞くと、なんだか嬉しくなってしまいました。



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