2012年2月18日

いいんです、大人気ない男のままで。

四ヶ月ぶりに訪れたNO BORDER、
ステージにAKGのコンデンサー・マイクがピンで立ってたり
いつの間にやらSoftBankのワイファイが導入されてたり
目にする物に驚く、ちょっとした浦島太郎状態でありました(笑)

久しぶりのライブ、時間は短かったものの
とても楽しく歌うことができました。
心と体が勝手に反応して、いつもと変わらぬ調子に乗って行く
やはり生はいいもんです。

うだうだと、頭の中で考える必要などないのです。
いや、仮に思い詰めたり考え込んだりしたとしても
答なんて簡単に見つかる。
それが生の醍醐味なんでしょうね。

昨日(正確には今日)45歳を迎えたタケーシー、
素敵な友人たちに囲まれる彼もまた、良い歳の取り方をしているようです。

昨晩のTaCasy45、ストラトを構えゴキゲンな表情ですね。

さて私はというと、腰痛に悩まされながらも反町まで電車で行った甲斐があり
この店でしか飲めぬ旨いビールを数杯頂くことができました。
この「外飲み」も実は久しぶり、車で行かなくてよかったあ~と心底思いました。
そんなわけで、当初は早々に電車で帰るつもりだったのですが
もう一杯・・もう一杯、と飲むうちに、「流れ」で東白楽まで数人と相乗りして
結局はボギーズ・タクシーのお世話になり、朝の4時頃の帰宅と相成った次第です。
(午前3時半の東白楽は、ボッタボタの雪が降りしきっておりました)

なんだか懐かしくって、2時頃に一度店を出て焙り家へと向かったのですが
途中で自転車に乗ったその店主とばったり出くわし(所用で早々に店を閉めた様子)
一緒に再び東白楽の店に舞い戻り、カウンターで四方山話が出来たことも嬉しい誤算でした。
彼にも話したんですが、実は私、大きな勘違いをしておりまして
そのモヤモヤが四ヶ月ぶりのライブですっきりと解消されたのでありました。

今年還暦を迎える私、パワー全開の従来のスタイルを変え
少々楽をして、歌い続けるための「延命措置」を密かに練っていたのですが
いつも通りの(こぶしを利かせる)ライブを終えてみて
この直球勝負が失せてしまうと私ではなくなることに気付いたのです。

かずら元年は、やはりガツーン!と歌ってなんぼのもんです。
それが辛くなったら、潔く引退するしかないのだと昨日思いました。
いいんです、大人気ない男のままで。
歳相応の燻し銀のような渋さなんて求めません。
青二才のまま天寿を全うしますんで、永久微熱少年のかずら元年をどうかよろしく!




今夜もfacebookでシェアされた映像をご紹介しましょう。
私が自身の言葉で歌を書き始めた高校生だった頃に衝撃を受けた映画が数本あります。
「ウッドストック」や「中津川フォーク・ジャンボリー」、「卒業」や「レット・イット・ビー」など
これらは未だに私の音楽観の原点でもあるわけですが、
その中から「レット・イット・ビー」に於けるアップル本社屋上でのライブのフル・バージョンを。
これは見応えがあります。



The Beatles - Rooftop Concert (Full Version)




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