2012年9月25日
うんちく
iPhone5の発売と併せて下取りプログラムを展開していたSoftBankに対して、
古物営業法違反(無許可営業)に当たると警視庁から警告されたようです。
指導を受けて急遽ソフトバンク・テレコムに窓口を変更したそうですが
何だかお粗末すぎるこの話には呆れてしまいました。
古物営業法というのは、中古品の売買を免許制にして
安易に盗難品を売ったり買ったりできないように規制するためのものです。
通常は店舗や企業がその免許を取得して営業するのですが
出張買取をする場合は個々に顔写真入りの行商許可証を取得しなければなりません。
(実は私も過去に長く勤めた会社で、その行商許可証を持っていました)
更に、買取をする場合は品物を売る側の住所・氏名確認が義務付けられ
運転免許証や健康保険証の番号・有効期限を記録して
買い取った品物のシリアル・ナンバーを添えて古物台帳に記載するのですが、
未成年者の場合は親の許可も必要とされるほど、かなり厳しい条件が要求されます。
仮に誤って盗品を買ってしまったとしても、上記の内容が守られていれば罪には問われません。
けれども確認が疎かであったり記載漏れがあると「故意の盗品買取」と見なされ、
事業者は営業停止の処分を受けることになってしまいます。
つい最近も、TSUTAYAの或る店舗が処分対象になった事例がありましたね。
それほど中古品の売買は、或る意味厳粛なものなのです。
畑が違うとは言え、今回のSoftBankの対応には首を傾げたくなります。
並み居る社員の中で誰一人、そのことに気付かなかったんでしょうかねぇ?
甚だ疑問であります。
予断ですが、近頃の中古商品の買取店、
住所・氏名の確認を含め、手順が簡素化され過ぎているような気がします。
あれー?こんなに簡単な確認でいいのかしら?
どの店へ行っても、そう感じてしまうことが度々ありますもの。
あれじゃ盗品持込が後を絶たないんじゃないかと思えるくらいに疎かです。
私が当時の会社から指示されていたマニュアルでは、
印鑑が無い場合は「左手人差し指」の押印とか(警察の調書と同じです)
売りに来た者の身長や人相、体の特徴なども記録していたほどなんですよ。
現状だと「犯罪の温床」ですね、きっと。
すみません。
古物営業法などという、懐かしいくらいに古い言葉を目にしたもので
ついつい長々と薀蓄を書き綴ってしまいました。
つまらぬ話にお付き合い頂いて恐縮です。
ところでSoftBankさん、私の予約したiPhone5はいつ入荷するんですかね?
予約したタイミングも遅かったんで、気長に待つつもりではいるんですけど。
そろそろ・・ね。
(追記)
SoftBankのホームページ、更新されて内容が一部修正されてました。
http://mb.softbank.jp/mb/iphone/price_plan/program/
私の個人的な見解ですが、まだ十分ではないように思えるのですが・・
(うんちく、語り過ぎかしら?)笑
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