2012年11月6日

耐久レースみたいです


昨日から延べ10時間ほどになるでしょうか。
家にあるLP盤をとっかえひっかえ聴いてるもんですから
もうジャケットのカビ臭さにもすっかり慣れてしまいました(笑)

楽しいんですよ、ターンテーブルが替わると。
それもDENONとくればなおさらです。
国産のアナログ・プレーヤーの中では秀逸のデザインだと思います。
5年ほど前にジャンクで購入したこれより更に大型のDP-3700は(確か三千円くらい)
LPを2枚ほど掛けると直ぐにサーボが駄目になって、その日の内に返品した経緯がありますが
今回のDP-1700は元気ですね、今のところ快調に回っています。
当時調べてみたんですが、DP-3700にマウントされていたDP-3000というターンテーブルは
サーボ基板に使われていた4個のトランジスタが問題視されていたようで、
不良箇所のほとんどがそこに集中していたようです。
DP-1700が使用パーツを見直して耐久性が向上してるならいいんですけどね。
いきなり制御が利かなくなって、超高速で回り出すと泣きたくなりますもの。

カートリッジを同じDENONのDL-103に替えました。
国産MCの代表格であり、多くのスタジオでのリファレンス機です。
私が持っているのはDL-103G、ボディが金色でちょっと恥ずかしい面立ちのモデルでして
1982年に生誕20周年を記念して限定発売された物です。
つまり30歳、それでも律儀にトレースしてくれるんで驚きます。
前にも書きましたが、レコード針を頻繁に交換していた時代は何だったんでしょう?
ダイヤモンドの針先が短期間で磨耗してしまうのも不思議な気がしてましたが、
それもまたメーカーの戦略だったのかも知れませんね。

ちなみにこのDL-103、オリジナルの黒いボディのモデルを含め
コロンビアの川崎工場のオバちゃんたちがコイルを手巻きしてたという逸話があります。
いわゆるハンドメイド。ギターのピックアップと同じく、コイルは手巻きに限るのです。
今も発売されていますが、現在の製造工程はどうなってるんでしょうかねぇ?

それにしても・・


いやあ、美しい!
DENONはこの角度から見る姿が一番綺麗に感じます。
勿体ないので再生中はダスト・カバーを開けたままにしてるくらいなんですが
そう、思いませんか?


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