2012年11月20日

marantz

最近のオーディオ製品には全く興味が無いというか、デジタルばかりを優先してフォノ入力端子も省かれてしまったような物が多いことには少々憂いを感じていました。ましてや一時期などはホーム・シアター向けのAVアンプが主流を占めて、オーソドックスなプリメイン・アンプを生産するメーカーもそれ以降はずいぶん少なくなりましたし、幾つかの一世を風靡したブランドは海外の企業に買収されてしまいました。
時代に逆行するかのようにアナログの音を重視する私にとっては、高級機としてのみ残された製品には高額すぎて手が出せず、もはや中古製品を購入するしか道が無かったわけですから、現行のモデルに見向きもしなくなったのは当然のことだったと言えます。

そこでよく活用したのがハード・オフ。価格の付け方に少々のバラツキはあるのですが、そこを上手く見据えて行くと買い得な物が見つかります。ジャンクの中から数千円で程度も良く完動品のお得な製品が手に入ることもありますから、今までずいぶんとお世話になったものです。
先日ご紹介したDENONのターンテーブルが良い例で、私はDP-1700の極上品を¥8000で購入することが出来ましたが、同じ陳列棚にはグレードの低いDP-790が何と¥16000で置かれていました。こんな逆転現象もありますから見ていて楽しいんですよね。

私の部屋に置かれている現在のオーディオ製品は、スピーカーを除いてアンプもCDプレーヤーも全てハード・オフからジャンクで購入した物です。確か五千円前後だったと思いますが、6~7年経過した今なお元気に動いてくれています。ただ「中古の中古」であるだけに、いつプッツンするかその辺りが心配でもあるのです。その時はまたジャンクで見つけりゃいいじゃないか、そう思われるかも知れませんが、アンプに関しては近頃あまり良い物が有りません。そりゃそうです、旧い物は更に旧くなってるんですから、フォノ端子が付いた程度の良い製品を見つけるのは容易ではないのです。

そんな折、往年のマランツは今どうしているのかしら?と思いネットで探してみると、未だ新製品を世に送り出しているようです。嬉しいことに現行機にもフォノ・イコライザーを搭載してました。パーツはかなりランクを落としてるんでしょうけど、シュアーのようなMM型で出力の高いカートリッジであればSN比も問題なく使えることでしょう。しかも安い!エントリー・モデルのPM-5004であれば2万円程度で売られています。


現代風な顔つきではありますが、とても品の良い印象を受けます。角にRを付けて丸みを帯びた厚手のフロント・パネルもいいデザインじゃないですか。マランツさん、いい仕事してますなあ。
これ、気に入りましたんで手元のアンプが他界した折には(新品で)購入したいと思います。もちろん、中古で安くて良い物が見つからなかった場合に限りますが・・

marantz PM-5004 http://www.marantz.jp/jp/Products/Pages/ProductDetails.aspx?CatId=HiFi&SubCatId=Amplifier&ProductId=PM5004#.UKupIOSzsxE

0 件のコメント:

コメントを投稿