2012年12月4日

Retrospective


眠りが浅いせいなのか、毎晩のように私は夢をよく見ます。犯罪系・近未来系・自然災害系・エッチ系と、それはもうあらゆるストーリーが夜毎頭の中で上映されているわけでして、おかげで退屈せずに寝ていられます。そんな話を知人にすると「夢なんか見たことない」と返されて驚いたことがありますけど、夢を見ない睡眠って一体どんな世界なのか想像もつきません。ひたすら真っ暗な宇宙空間に身を置いているような光景だとしたなら、ちょっと怖いし味気ない。複雑に入り組んで先が予測できない夢の情景にワクワクしながら入り込み、その主人公でありながら傍観している不思議な映像が見られないのは勿体ないような気になってしまいます。
私の見る夢は、自分自身が脚本家でもありプロデューサーでもあります。一人で何役をこなしているのかと思うほど、様々な角度からそのストーリーを客観的に見ていられます。ですから、かなり自分がヤバイ状況になり窮地に追い込まれると、「ははあん、きっと次の瞬間こう行くんだろうな・・」と思った瞬間その通りに展開して行くのです。これはかなり楽しめます。
難解すぎて成す術もなく恐ろしい結末を迎えようとしている時は、「まてよ?これは夢じゃないのか?そうだ、そうに決まってる」そう思い込んでいると、都合良く目が覚めて私は難なく災いから逃れているのです。スリリングですが、いつでも抜け出せるのが便利なところと言えるでしょう。

ただ、ひとつだけ気になるのは、私が犯罪を犯す夢があまりにも多いことです。前世で何か大きな罪でも犯したんでしょうか?逃げたり、証拠を隠滅しようとしたり、発覚しても誤魔化そうとしたり、バレバレの下手糞な演技と言い訳に脂汗をかきながらも、未だに一度も捕まったことがありませんけどね。とにかく毎晩のようにあちこち逃げ回っています(笑)

こんな色合いの夢風景なら素敵だろうにと思いながら、今夜のお供はバッファロー・スプリングフィールド「Retrospective(回顧展)」

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