梅雨は憂鬱だ。
街へ出ても部屋に居ても
この纏わり付くようなベトベトした空気。
さながら自動車は
濃厚なゼリーを掻き分けながら走っているようで
その重たさについアクセルを踏み込んでしまう。
低い雲が空を覆うと
汚れた大気が停滞して
たとえ細かな雨粒をワイパーが払い除けたとしても
フロントガラスには油膜が残る。
そう、都会の雨は
油が降っているようなもんだ。
これじゃ気分も優れない。
カーテンの隙間から漏れるような
そんな朝が恋しくなる。
・・この流れ、
あまちゃんの漁協事務員花巻さん風に言うなら
わかるヤツだけわかりゃいい!
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