2013年8月8日

復縁


ギターの善し悪しって、決して値段じゃないんだよねぇ。
ビギナー向けの安物が、時としてその10倍以上の高級品を越えてしまうこともある。
要は自分の思い通りの音が出せるかどうか、そこんところで決まってしまうのが
出逢いと別れを何度も繰り返すことになる所以なのかも知れない。

たとえばこの00サイズのエピフォン、
同社の近年のドレッドノートには満足に鳴る製品は無くて
おまけに仕上も粗悪な物が多く、私も何度か騙された経験がある。
もう二度とエピなんか買うものか!と強く思ったものだが
ミディアムボディにショートスケールのこの子を目にしたとき
何の根拠も無いまま、これはイケるんじゃないか?と確信してしまったのだ。

予感的中。
ザクザクしたナローな音の質はギブソン直系、というかギブソンより鳴る。
音が太くてレスポンスが良いのは私好みだ。
これはちょっとハマリそう。

気分が良くなり、久しぶりに数曲を歌いながらアレンジを変えてみた。
いつ以来だろう、こんなに楽しく歌えたのは。
その気にさせてくれる相手が、ようやく現れてくれたようだ。

ちなみにこの子は従来の中国工場製ではなく、インドネシアの工場で作られている。
最近生産拠点をシフトしてるようだが、中国のラインより質が良いのかも知れない。
なんか、いい感じだわ。弾いてて楽しくなる!

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