昨晩に続き、ちあきなおみさんのことを。
コロムビアからビクターに移籍した頃、彼女はファドも歌っていて
1983年に「待夢」と題したアルバムを発表している。
このポルトガルのトラッドを歌う彼女もまた魅力的だ。
「霧笛(難船)」 原曲:アマリア・ロドリゲス 日本語詞:吉田旺
そしてもうひとつ、鳥肌が立つほどの歌が
77年に友川かずきが提供した「夜へ急ぐ人」
これは凄い、彼女でなければ表現できない歌だ。
この人は性を表現できる数少ない歌い手であり
それを出来得るのも彼女だけなのだ。
チャラチャラしたセクシーさではなく
人間の本質的な性を露にできるのは彼女だけだと改めて思う。
そしてこれを紅白歌合戦で歌ったというのがまた凄い。
NHKの首脳陣、さぞかし慌てたことだろうが(笑)
やはり「伝説の歌い手」である。
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