2013年11月24日

寒い夜だわね・・



帰宅して、部屋の灯りを点けるとドキッとした。
真正面の目の先に、見慣れない顔がある。
しかも色合いからして、すこぶるヴィンテージ風なのだ。

誰だ、おまえ。

何のことはない、
昨日お化粧してあげたスタッフォード嬢だった。
見違えるほどに、いい色いい身体つきになっていて
いったい誰なのかを理解できるまでに
おそらく数秒は掛かったことであろう。

立ち尽くし、暫し見とれる。
無骨ではあるが美しいその姿は、南部の小娘に似て愛らしい。
苦労をかけたが、これからはパチモンなどとは言わせないからな。

黙って俺について来い。


決め台詞を吐いてはみたものの
抽選結果は懐を温めてはくれなかった。
愛にも金が掛かるっていうのにさ。

・・寒い夜だわね。

*

0 件のコメント:

コメントを投稿