2014年3月17日

さよならカモメさん



昨晩、ちょっと自慢げにご紹介した僕のカモメ・ビンテージ。
ヤフオクで諭吉1枚くらいにならないかしらと期待してたのに
ヘッドシェルから取り外すとき、無残にもこんな姿になってしまいました。

およそ30年間、一度も外されることが無かったせいでしょうか。
端子が酸化してリード線が抜けず、ピンセットでグイッと引っ張ると
事もあろうにカートリッジ本体がボディから抜け出てしまったわけです。
あらら・・諭吉がひらひらと空を舞って行きましたとさ。

新しいカートリッジを取り付けるにあたって、
テクニカやサエクの余っていたシェルが数個あったにも関わらず
DENONのオリジナル・シェルにマウントしたいばっかりに無理をした結果です。
そのままにしておいてあげればよかったんですよね。
後悔はしてませんけど、ちょっと残念。
カモメさんに申し訳ないことをしてしまいました。

この後どうしたかって?
元通りにはめ込んで、何事も無かったかのように仕舞いこみましたよ(笑)
けどもう使い物にはなりません。
さよならカモメさん。


リード線も駄目になってたんで、OFCのちょっと高級な物に替えて
新米のM44GをDENONのシェルに取り付けましたが
眼も指先も、すっかり老化してしまったようで
昔は苦にもならなかった細かな作業に苦労してしまいました。
老眼鏡を掛け、手元にライトを当てながら
何度もビスやナットを落としつつ、ようやく作業完了。


さすが新品の若手、音抜けが良いです。
(30歳の先代と比べるのもどうかと思いますけど・・)
まだちょっと高域が張ってますが、エージングで治まってくれるでしょう。
スタイラス・カバーはデザイン的にも必要ない気がするので、後日外しちゃいます。
このDENONの鉄板プレスのシェル、音響特性的には問題点が多いんですけど
今回はビジュアル優先で音には目をつぶってしまいました。
だって・・


ほら、このアームとターンテーブルには良くマッチしてるでしょ。
好みとしてはもうちょいとゴツイのが好きなんですけど
このアームがひ弱なもんで重たいシェルは付けられないんですよ。
アームのウエイトが後に行き過ぎるとトレースが悪くなりますからね。
薄い鉄板をプレスした軽いシェルが、このアームにはちょうどいいんです。

などなど・・
手間隙かかっても、アナログって楽しいですよね。
今夜はカモメさんを偲びつつ、いつものように焼酎で夜更かし。

いけねっ!明日の朝は資源ゴミの回収だった!
早起きせねばならんのかあ・・

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