あれから20日が過ぎました。
長いようで、あっという間のようで・・
すでに我が家の営みは
カミさん抜きでも成り立つようになってしまったことが
なんともはや可笑しく感じてしまいます。
昨日からリハビリ病棟に移ったのですが
同じ病院内とは言え、環境がすっかり変わってしまい
初日はカミさんの血圧が大幅に上がる事態が起きました。
アッタマ来ちゃう!と、少々興奮気味だったので理由を尋ねると
前の病室から運んで来た備品や荷物を
ぶっさいくな顔をした無愛想な看護士が滅茶苦茶に置いたらしいのです。
僕が病室を訪ねたときも怒りが治まっていなかったほどでした。
まあまあまあと宥めすかし、元通りの配置に置き換えましたけど
その日はずーっとブツクサ言っていたので
この先の長い道程、大丈夫なのか?不安に思ってしまいました。
その不安・・やはり的中しまして
今日、病棟のエレベーターを降りてナース・ステーションへ向う途中
何やら聴き慣れた声が誰かに怒りをぶつけているではありませんか。
おや?カミさんの声に似てるようだが・・
いやいや、そんな筈は無かろう。気のせい、気のせい。
それにしては話の内容が・・
「あたしの荷物、無茶苦茶にぶちまけたのアンタでしょ!!」
悪~い予感はしつつも、にこやかにカミさんに声を掛けると
再び、アッタマ来ちゃう!の名台詞。
おーまいがっ。
なんでも、昼食が始まった早々に(そのぶっさいくで無愛想な)看護士がやって来て
食後の薬を今飲むように言ったんだとか。
(うっせえなあ、後で飲むから好きにさせろよ)と、心の中で思いながら
「後で飲みますから」と、カミさんが応えるとその看護士、
「寝巻きの袖で床に落としてしまうといけないので今飲んでください!」と言ったそうな。
(おめえ、ボケ老人みたいに思ってんのかあ??)
と、そこで完璧にブチキレて、周囲の目も気にせず大声で怒鳴った模様です。
まあまあまあまあ、そう感情的にならず
先は長いんだから上手く付き合うようにしなさいよ。
宥めてはみましたが、うちのカミさん
一度そんなことがあると相手を絶対に許さない性分ですから
将来的な火種が出来てしまったことが大きな不安となってしまいました。
けれども、
喧嘩するほどの気力が生まれたってことで良しとしましょうかね。
なにくそー!みたいな気分と
こんな所にいつまでも居られっかあー!みたいな反骨心。
人間が事を起こすとき、そんな怒りが起爆剤となることもあるんですから。
一番いけないのは、無気力で消沈してしまうこと。
笑うか怒るかしてないと、人間てやつは駄目になって行くのです。
(そのぶっさいくで無愛想な)看護士さんよ、
悪いことは言わない、うちのカミさん怒らせると怖いから
今のうちに謝っちゃいなさい!(笑)
画像は帰宅するとポストに入っていた友人からの贈り物。
留守番の猫を癒すほどの猫番組の録画ディスクだそうです。
お気遣い頂いて、ありがとうございます。
・・休日前の夜は更け行く。
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