そりゃあ欲しい気持ちだってありますよ。
僕の手元には発売当時のアナログ盤が残ってないんですから。
でもねえ、いくらダイレクトカッティングされたアナログ盤2枚と
リマスタリングを施されたCDが2枚入ってるからと言われても
12960円てえ値段を見ると、つい後ずさりしてしまうってもんですよ。
おまけに、おっかなくって針を乗せられない(笑)
・・昨年末に発売された「はっぴいえんどマスターピース」
の、ボヤキでした。あしからず。
昔、金に困ってURCのオリジナル盤を売り払ってしまった僕は
今じゃこんな情けないCDしか持ってないのです。
「ゆでめん」と「風街」がカップリングされた
SMSがURCの版権を持っていた一時期の代物であります。
デザインもへったくれも無い、笑っちゃうようなジャケットではありますが
(負け惜しみを含め)今の僕にはこれで十分だと思っています。
来週のライブで「ゆでめん」から1曲やることになったもんで
部分的な確認のため久しぶりに再生してみたんですけど・・
ひゃあーっ!なによ、この粘りっけたっぷりな音!!
遠い昔に聴いた、そのまんまの音が流れ出て来て驚いてしまいましたわ。
(わかりやすく言うと、大昔の家具調ステレオみたいな感じね)
70年代の初頭にカミさんの実家のステレオで聴いていた頃を思い出しました。
ビクターのSX-3Ⅱでこのアルバムを掛けるのは初めてだったことに気付きましたけど
いやあ、こんなところにもこのスピーカー効果が表れるとはねえ。
デジタル・リマスタリングもハイレゾもくそ喰らえです。
ロー・ファイ万歳!!そう叫びたいくらい。
そんな僕が今夜ポチッたのはこれ。
重量盤アナログ・ディスクとCDがセットになって3558円。
新譜でもあることだし、この価格はやむを得ないところ。
ディランの「今」を聴くのです。
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