私事で恐縮ではありますが
今日はカミさんの誕生日ということもあり
本人の承諾を得ないまま写真を掲載させて頂きます。
母ちゃん、誕生日おめでとう!
所用で出掛けた際にシフォンケーキを買って帰りました。
たとえプレゼントの品が無くっても
こんなちょっとしたことに喜んでもらえるのがありがたいです。
ケーキ屋の店員さんに
「プレートのお名前はどうしましょう?」と、尋ねられ
娘たちが「のりちゃん」と呼んでいるのでそう記してもらったところ
一所懸命に書いてくれた熱意が伝わるような筆跡でした。
平仮名って、バランスをとるのが難しいんですよね。
僕としては最後の「ん」の跳ね具合が気に入ってます(笑)
さて、腰軽で変わり身の早い僕はといえば
舌の根も乾かないうちに・・
重量級のFRから軽量級のSAECに替えてしまいましたとさ。
軽いんですけど、ベリリウムワッシャーと三点圧着でアームとのジョイントを強固にした
ULS-2という70年代に一世を風靡した代表的なヘッドシェルであります。
素材はアルミニウム合金、ヤワな印象を抱いてしまいますが無共振設計なのです。
つまり、軽いくせにガッチリと仕上られてるということ。
低域の締まり具合、見た目は弱々しいのにちょっとびっくりしてしまいます。
なぜ、昨晩から打って変わって真逆な方向へと寝返ったのか。
それはですね、バランスウエイトが極限まで後方に下がってしまったことから
針先が浮き足立って、トレースの不安定さが露になったからです。
反りのある盤なんて、波間を彷徨う小舟みたいな感じさえしましたからね。
こりゃいかん!と、方針を転換したわけです。
ま、国会答弁みたいに、ほとんど言い訳にしか聞こえないでしょうけど
ほらね、ウエイトの位置がかなりいい感じになってます。
野球のピッチャーに例えるなら
踏み出した前足にしっかりと重心が乗るってえもんです。
サイズ的にも短いこのシェルに替えてみてわかったことですけど、
今まではオーバーハング(針先とセンタースピンドルの関係)が、かなり超過していたようです。
ざくっと目分量だけで、正確に測ることなどただの一度も無い僕ですから
あくまで聴感上のことですが、最内周の曲の歪が感じられなくなった気がします。
それともうひとつ、軽くなったおかげで
シェルのリード線に重量を気にせず太いOFC線を使うことが出来たことから
音抜けが非常に良くなったことも特筆すべき点ですね。
繊細さと力強さ改め、か弱さと逞しさ。
言葉は変わっても、相反する不思議は共通です。
それにしても・・
昨年の引越しのとき、
大量に捨てまくった品々の中にアナログパーツがかなり含まれていた筈でして
それを思うと後悔の念に苛まれてしまうのです。
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