2020年12月10日

今夜は・・

 

オ―ティス・レディングが飛行機事故で亡くなったのは

この曲を吹き込んだ僅か三日後の事。

年が明け、1月8日にリリ―スされると

彼にとっては初めてとなる全米ビルボードNo.1の快挙。

シングルカットは生前の本人の強い希望で

そのとき既に、彼は周囲の者たちに

ヒットチャ―トの上位に入ることを予見していたらしい。


享年26歳、早すぎる死を嘆かわしく思われがちだが

才能あるミュ―ジシャンは皆、早くに亡くなっている。

27クラブ(享年27歳)に名を連ねる者たちもまた

才気溢れる若きミュ―ジシャンばかりだ。

その誰もが、僕らに素敵な置き土産を残し去って行った。

幸せの尺度は、人それぞれなのだから

彼らの短い生涯を、決して不幸せな事だと思ってはいけない。

人生を振り返ることが出来る年齢に達した者は

彼らが残してくれた歌を、しみじみと味わうことが出来る。

ただそれだけの違いなのだ。


命日の今夜は・・

「ドック・オブ・ザ・ベイ」を厳かに聴こう。



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