オ―ティス・レディングが飛行機事故で亡くなったのは
この曲を吹き込んだ僅か三日後の事。
年が明け、1月8日にリリ―スされると
彼にとっては初めてとなる全米ビルボードNo.1の快挙。
シングルカットは生前の本人の強い希望で
そのとき既に、彼は周囲の者たちに
ヒットチャ―トの上位に入ることを予見していたらしい。
享年26歳、早すぎる死を嘆かわしく思われがちだが
才能あるミュ―ジシャンは皆、早くに亡くなっている。
27クラブ(享年27歳)に名を連ねる者たちもまた
才気溢れる若きミュ―ジシャンばかりだ。
その誰もが、僕らに素敵な置き土産を残し去って行った。
幸せの尺度は、人それぞれなのだから
彼らの短い生涯を、決して不幸せな事だと思ってはいけない。
人生を振り返ることが出来る年齢に達した者は
彼らが残してくれた歌を、しみじみと味わうことが出来る。
ただそれだけの違いなのだ。
命日の今夜は・・
「ドック・オブ・ザ・ベイ」を厳かに聴こう。
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