目を覚ました時はいつも、不思議と痛みが全く無い。
あれ?寝てる間に完治したのかあ?
けれど階下に降りて歯磨きを始める頃になると
顔を顰めるほどの激痛が右足全体を襲う。
しゃがみ込んで何とか歯磨きを終え、
一気に顔を洗うと再び暫くしゃがみ込んで
痛みが治まるのを待ってから立ち上がる。
毎朝この繰り返し、直立すると痛みが吹き出して来る。
たぶん軟骨の当たりどころが、その姿勢なんだろうね。
ヤンキー座りのような体型で深くしゃがみ込むと
痛みがすーっと引いて行き、その後は少し楽になる。
いつものように、今朝の寝起きもそんな具合で始まった。
1時間ほど椅子に座り、テレビを見ながら朝食。
食器類を台所に出すため立ち上がり
一服してからカミさんの分と一緒に洗い始めるのも
ずっと前から続く私の毎日のルーティンなのである。
何故こんな時にもそんなことを?・・と思うかもしれないが
私は何かしら体を動かし、何かしらの用をしてないと
自分が駄目になってしまうような気がするからだ。
そんな頑固ジジイが、今朝も同じように動き始めると
はて?心なしか痛みが少ないような・・
気のせいかと思ったけれど、立っていられる時間が長い。
おまけに痺れも少なく感じられる。
もしや昨日から服用してるプレガバリンの効用か?
おそらくそうだろうね、それしか考えられない。
その後も、いつになく楽な状態が続いたので
なんだか、久しぶりの感覚に思えてとても嬉しくなった。
今日は所要が幾つかあって
銀行とコンビニへ行かなければならなかったので
支度を済ませ(意を決して)玄関を出る。
陽気がいいので、マスクをしていても心地は良い。
普段ならスタスタと足取り軽く歩きたくなる気分だ。
けれど、ああやっぱり・・
100メートルほど歩くと、右足全体が痛み始めた。
途中で立ち止まったり、ベンチに腰掛けたりしながら
歩幅を狭めて何とか辿り着き、用を済ませたが
恥ずかしい限りの爺さん歩きの姿が情けなかった。
同じ爺さんであっても、私のプライドが許さないのだ。
・・なんちゃって
どっからどう見ても爺さんじゃないか。
はい、返す言葉がありません。
その昔、早川義夫さんの言葉に
「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」
というのがありました。
私、今までかっこつけて生きてきたかもしれません。
体裁を取り繕うようなこと、しちゃ駄目ですよね。
恥じらうことなく、爺さん道を突き進まなくては(笑)
昼間の歩行がいけなかったようで
夜になってから痛みが増してきました。
トイレに行った前後、数回しゃがみ込んだり
手洗いするわずかな時間さえ立っていられません。
こんな苦痛からは早く抜け出したいものです。
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