そう思えるくらい
今年の一月が長く感じられたのは
さして明るい話題もないままに
凍て付いた空の下で息を潜めて時を刻む
真冬の時計の悪戯なのでしょうか。
時計は止まり
人々は歩みを止めて
笑い声さえ聞こえなくなったとしても
このありきたりな日常の中に
ささやかな幸せを感じていたいものです。
画像とはかけ離れた文章で始まりましたが
相変わらずのマイペースというか
能天気な私は巣篭もり生活を楽しんでおります。
人間てやつは、時間がたっぷりあるとなると
あれこれ試行錯誤を繰り返すものでして
つい先日竣工したばかりの八七式巣箱は
わずか数日で住人が変わってしまいました。
マークオーディオのOM-MF519という
軽くて薄いアルミコーンと
柔らかなダンパーとエッジが特徴的なユニットで
巷では数年前から人気のある製品です。
バックロードホーンに向いた特性なので
私も気にはなっていたんですが
販売会社が梱包不良の物を安く放出してたのと
八七の低域がどうしても気に入らないので
思い切ってこの機会に入手したわけです。
それが今朝届いたので
薄情にも八七さんには退去してもらい
巣箱を明け渡して頂きました。
今回はユニットが傾くことも無く(円形フレームは楽)
苦手なファストン端子の圧着も上手く出来たので
棟梁はとても気を良くしておられました。
音出しを始めてから数時間ほどしか経ってないので
全くエージングもされてないというのに
新品状態でもいいバランスで鳴ってます。
fo=106Hzでダラ下がりの特性ですから箱との相性は良く
低域もボリューミーで伸びてる感じが好印象。
M800に負けないくらい厚みのある低域に
さっぱりした端正な中高域が乗っかって
このバランスと音調は好きなタイプですね。
例えて言うならM800を上品にしたような・・感じかな。
ちょっと合板の箱鳴りが気になるので
明日は開口部に吸音材を入れてみようかと思います。
ちょっと贅沢な日常かもしれませんが悪しからず。
あ、八七さんには事情を説明して
丁重に元箱に収めさせて頂きましたので。
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